この2週間ほどは、テレビや新聞でも新型コロナウイルスの蔓延だけが大きく報道されましたが、昨年12月から表面化した新型コロナウイルスによる感染者数は、2月1日までに中国では1万1791人、中国以外の地域では156人となり、死者は250人を超えました。
このような状況の中、世界中でウイルス拡散について追いつけないほどの情報量があります。中には興味深い記事もありますが、根拠となる具体的な事実が確認できず「フェイクニュース」として断定せざるを得ないものもあります。
そうした情報をすぐに信じてしまうことはとても危険であるため、今回は日本語で報道されていないものも含め、英語圏などで拡散している新型コロナウイルスについての情報の信憑性を確認していきたいと思います。
Bill Gates calls on U.S. to lead fight against a pandemic that could kill 33 million
 (出典:2018年4月25日 Washington Post)
2018年4月28日に、「ビル・ゲイツはアメリカで3300万人を殺す可能性のあるパンデミックとの戦いを進めるよう求めた」とワシントンポスト紙が報じています。また、新型コロナウイルスの特許を持っているという非公開情報があります。
「European Patent Office(特許庁)」が認可した特許を調べていたところ、「EP3172319A1」という番号で新型コロナウイルスの特許がすでに取得されているというわけです。その特許の所有者は、イギリスの「ピルブライト研究所」です。
Google Patents(Googleの特許文献の検索サービス)よりhttps://patents.google.com/patent/EP3172319A1/en
 (出典:Google Patents)
特許は2015年7月23日に認可されており、今回の新型コロナウイルス騒動の5年ほど前のことです。そして、この「ピルブライト研究所」への大口の資金提供者がマイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツ氏が設立した「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」であるということです。
ゲイツは、新型コロナウイルスの開発を資金的に支援していた可能性があります。なぜかと言えば、「マサチューセッツ州医師会」が主催した講演会で新型のウイルスの拡散こそ地球的な規模の危機であるとして、早急に手を打つことを主張していたからです。
「ゲイツは、戦争の危機であれば各国のリーダーはあらゆる手を尽くして戦争を回避するのに、病原菌の蔓延に関しては危機意識が薄い」と主張し、適切な対策を今からしなければ大変なことになると警告しています。
ゲイツは、この講演で「モデリング研究所」が作成したウイルスの空気感染によるパンデミックのシミュレーションを掲載しています。これは中国あたりからウイルスが拡大し、6カ月後には3300万人が死亡すると説明しています。
つまり、中国・湖北省武漢市から発症した今回の新型コロナウイルスとよく似ているということです。そして、コロナウイルスの特許が「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」が資金的に支援している「ピルブライト研究所」が取得しているとするなら、ゲイツは今回の新型コロナウイルスのパンデミックについてを知っていた可能性があるわけです。
ビル・ゲイツだけではなく、中国からコウモリが媒介した豚インフルエンザが世界中に拡大するというストーリーは、ハリウッド映画「コンテイジョン」でも描かれています。そして、東京のバス運転手にも似たような症状で亡くなる人が続出するというものです。
映画『コンテイジョン』予告編
(出典:2011年12月6日 Youtube:シネマトゥディ)
また、未来を予知するお馴染みの人気アニメ「シンプソンズ シーズン4」でも1993年5月6日放送に放送した21話の「Osaka Flu Hit Springfield」では「大阪風邪」という固有名詞が出てきています。
Osaka Flu Hits Springfield
(出典:2018年11月12日 Youtube:rob martin)
それどころかビル・ゲイツは、なんらかの目的を実現するために「ピルブライト研究所」に新型コロナウイルスを開発させ、意図的に蔓延させたのではないかという陰謀論的な仮説すら成り立つ。
コロナウイルス特許の陰謀論について
 (出典:2020年1月28日 Yahooニュース)
アメリカでは、「Qアノン」の熱烈な支持者が集まるサイトなどで、支配層のエリートの一人である「ビル・ゲイツが新型コロナウイルスを意図的に蔓延させた」などと本気で議論されています。議論の内容は、人口削減計画と近い将来、開発されるワクチンの販売で大きな利益を得ることなどです。
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