過去に起きたことを学ぶと言っても、歴史小説やドラマ、映画は脚色されたフィクションであり、書店に並んでいるような一般向けの歴史書も、真実や真相には程遠いと思います。それよりも、入門書として歴史学研究者が書いた本を読むべきです。
例えば、戦国時代や江戸時代末期に起きたことは外国勢力の圧力が少なく、本物の歴史研究者たちの論争を見ていると、その激しさと厳しさに触れることができます。アマゾンにはないものは、古本屋で探す必要があります。
中でも、岩波現代文庫が出版した本には、評論家の解説と学問的批判が付け加えられているものもあります。その後、トピック別にそれぞれの史料批判と歴史研究の積み重ねを知ることになると思います。
歴史書は大きく分けて、古代史、中世史、そして近世史がありますが、興味のある時代から手をつけてみるのも一つの手です。ちなみに、学校で使う歴史の教科書は嘘ばかりが並んでいます。国民を統治するため、1945年にアメリカ進駐軍(GHQ)が検閲を始めて以来、未だに続いています。
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