Atlasマンツーマン英会話

直感だけに頼らない事態を理解するための「経済」の学び方|Atlasマンツーマン英会話

札幌エリアのマンツーマン英会話

Atlasの特徴レッスンコース・授業料一覧スクールを探す無料体験レッスン子供英会話Atlas KID'Sオンライン英会話

ホーム > Atlasコラム一覧 > Atlasマンツーマン英会話/情報リテラシー教育スクールで学び直し Atlasマンツーマン英会話/情報リテラシー教育スクールで学び直し

直感だけに頼らない事態を理解するための「経済」の学び方

①WHAT 「経済」とは何か?

経済学というのは、実は「アート(芸術)」と「モラル(倫理)」の分野に属しています。私たちが社会のモラルを守るためには、特定の個人や組織というよりは公共での「善行」が必要です。

 

しかし、個人が正しく行動したとしても、その行動は必ずしも公共での善行になるとは限りません。例えば、善人だけを集めた組織が善い組織になるかといえば、そうとは言えないということです。現代は、私利私欲を追求した巨大IT企業の創業者個人が社会全体を牛耳ろうとしています。

 

近年は、私利私欲の追及を原動力とした資本主義社会になってしまっています。社会を善くしようとするのであれば、個人の利益追及を肯定する必要があるということです。「アダム・スミス」の「神の見えざる手」は、個人の私利私欲によって社会全体に富を配分すると解釈されています。

②WHY 「なぜ」経済を学ぶのか?

善人だけが集まっても、必ずしも善い組織ができるわけではないことは誰もが知っていることです。例えば、会社が人材を募集する場合、社長や人事担当者は主観的な基準で善い人を採用しようとする傾向があります。

 

ところが、ほとんどの場合、採用した人材が理想とは違うと感じてしまうわけです。彼/彼女は、その会社に採用されたにも関わらず、「会社が得するには、私が損しなければならない…」という「認知バイアス」にかかっています。

 

例えば、高すぎる公務員の給料や生活保護の不正受給などを批判する人間は、完全に認知バイアスにかかっていると考えられます。なぜかと言えば、公務員の給料を下げても民間企業では働く社員の給料が上がらないからです。

 

むしろ経済全体の消費が下がり、景気を冷やしてしまうので多くの人の所得が下がることになります。このような仕組みは、政府とマスメディアが「コロナ騒ぎ」を起こした2020年に証明されています。

 

私たちが経済学を学ぶ理由は、こうした直感が当てにならない事態を理解するための知識が詰まっているからです。実際に、経済学の入門書を見ると認知バイアスを度外視して分析されています。

 

つまり、「誰かが得するには、誰かが損しなければならない…」という前提を、打ち破るために生まれたのが経済学であり、そうした事態を分析できるようになるために学ぶ必要があるということです。

③WHERE WHO 「どこで」「誰と」経済を学べるのか?

経済学を学ぶには、教科書を読むことが最もポピュラーな方法です。その教科書は大型書店や図書館に置いてあります。基本的に一人で学ぶことになりますが、経済学者の「ケインズ」のように貯蓄について説明された教科書を使って実験することもできます。

 

個人の家計(ミクロ)が所得のうちで貯蓄に回す割合を増やしたとしても、経済全体(マクロ)の消費が冷え込み、景気が悪化することを家族や同僚、部下などと体験できるかもしれません。そのため、所得が減少し、結局、貯蓄は増えないということが起きます。

④WHEN 「いつ」経済を学び始めるのか?

いつでも経済を学び始めることができますが、アメリカのように人口増加につながる富や平等は「悪」で、日本のように人口減少につながる治安の悪化や所得格差は「善」をもたらすと説く、経済の予測を信じない「マルサス」のような経済学者もいます。

 

また、経済学者の「マルクス」は、今から150年前に企業(ミクロ)は労働者を低賃金のまま働かせたいが、全ての企業がそうすると経済全体での需要が抑えられ、商品が売れなくなると説明しています。

 

つまり、「コロナ騒ぎ」で起きたように総資産(マクロ)では高い賃金にしたほうが安定するということです。このミクロとマクロの矛盾は、資本の敵であるはずの労働者たちの高賃金を求める運動によってのみ解決すると主張しています。

⑤HOW 「どのように」経済を学ぶのか?

経済学の入門書は、欧米諸国で早くから定番の教科書が存在していました。伝統的なミクロ経済学の基礎から、最新のMMT経済理論や行動経済学まで実験されたことをカバーされている教科書をお勧めします。

 

数学が苦手な人は、数学の知識を必要とせず、直感的に理解できる教科書もあります。通常、アマゾンや書店にも購入できますが、お近くの図書館などにも置いていると思います。

 

経済学者の理論を解説する本も置いてありますが、竹中平蔵や落合陽一など「ソーカル話法」を多用する自称・経済学者は本物の学者ではありません。

 

また、実社会の問題を扱った日本人経済学者の教科書では、私たちが生活している日本経済を実験の場にしているケースがほとんどです。さらに、実務で経済学的な実験をしたい人は分析ガイドなどを読んでみるのも一つの手です。

生徒さんの声レッスン体験談
入会までの流れはこちら
無料体験申込はこちらから
ページのトップへ

Copyright Atlas Corp.All right reserved.