DO YOU SPEAK ATLAS?|第1話

雨宮由起夫君は、とある町で働く一介の労働者である。彼は大学を卒業した後、様々な職業を転々としたが、二十代も半ばを過ぎ、将来に対する不安もあってか、現在の仕事に落ち着く気になったようである。彼は仕事に対する不満はなかったが、日々の生活に飽きを感じ始めていた。

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そんなある日、彼はホームページで次のようなバナー広告を見つけた。

Atlasマンツーマン英会話スクール 生徒募集中 レッスン料は毎回払い」

学生時代、彼は海外旅行が夢であったが、私費留学できるほど、彼の家庭は裕福ではなかった。かといって奨学金をもらえるほど、成績が優秀なわけでもなく断念せざるを得なかったのである。

「マンツーマン英会話か…。海外留学ほどカッコよくないなあ」

彼はなかなか見栄っ張りな性格である。

「しかし、このくらいの学費なら何とかなりそうだし、やってみるか

彼はAtlasマンツーマン英会話に通う決心をした。これから彼の英会話スクールでの出来事を皆様にお見せしようかと思う。

由起夫君の実家は神奈川県横浜市にある。彼は自宅から通える一番近い学校を選んだ。そのAtlasマンツーマン英会話は全国に6校の分校があったが、彼はそのうちの一つ、横浜校で、最初はの一年間は頑張ることになる。

彼は入会時に、レベルチェックなるものを受けさせられた。このテストの結果で生徒の実力に合ったテキストやレベルに沿ったカリキュラムが作成されるのである。彼は浪人時代、苦心して英単語を覚えていたことを思い出した。

「そうですね。自分は大学入試のために随分英語は勉強しましたからね。まあまあ上の方のレベルなんじゃないかなあ」

Atlasマンツーマン英会話では、一対一のためにクラス分けがなく、ひとりひとりの目的にどのようなレッスンが適切か合わせることができる比較的新しいシステムだ。彼は自分の実力を見積もってみせた。

「でも、以前英語を勉強していらした方でも、会話表現となると初めての方が多いんですよ」

これはカウンセラーの言葉である。

「お医者さんや大学教授などをされている方でも、専門的な知識はあっても、いざ話してみるということになると、日常的な会話でもネイティブスピーカーと英語で話すのは難しいらしくて、5段階のレベルで1が初心者レベルですが、23から始める方もたくさんいらっしゃいますよ」

「ええっ、そうなんですか。大学教授でレベル2じゃ駄目ですね。でもやってみましょう」

テストはネイティブスピーカーとフリートークの形式であった。そして彼は初めて外国人と相対して会話をした。アメリカ人女性である。名前はステファニーといった。彼は多少動揺したようである。

「結果が出ました」

再びカウンセラーの声であった。

「レベル2でした。こちらからカリキュラムを作成いたします」

彼は唖然とした。


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