Atlasマンツーマン英会話は全国6エリアに進出し、各エリアで「会員制語学スクール」というビジネスモデルを展開し、その地域の特性を取り入れ、その地域の消費者や産業に様々な影響や効果を与えている。新しいエリアで開講して1年も経つとAtlas現象とでもいえるものが生まれてくる。
1 「日本人の英会話レッスンの受け方を変えた」
日本人の英会話レッスンは主にグループレッスンで40分6,000円もするチケットをローンを組まされるか一括で支払うことがほとんどだった。だから毎回払いは定着しないと見る向きが圧倒的だった2004年頃。
ところがふたを開けてみると、親子、兄弟、姉妹、会社の同僚、ご近所同士、友達などが紹介し合い教室に通う姿がとてもよく目につく。マンツーマンか2,3人のセミ・プライベートレッスンでレッスン料をシェアするのだ。
韓国語や中国語を話している人も多くいる。そのまま韓流スターの写真集や書籍がずらりと並んだ韓流サロンでひとときを過ごすのだ。その奥にある中国語サロン内には人気漫画の「三国志」や中国専門チャンネルを見る人でいっぱいだ。これまで日本で見られなかった光景だ。ここから今後何が生まれるのか楽しみである。
2 「Atlasのホームページ、Facebookがにぎやかだ」
Atlasは自社のサイトやSNSをいくつも持っている。情報を交換するサイトといってもいいだろう。ここでは主に講師の情報を提供しているようだ。中には不平不満を掲載している人もいるが、それはそれでいい。多くの人にとって語学を学ぶ場として定着している証拠である。
米国では、Edutaiment(エデュテイメント)という教育とエンターテイメントの融合が知識と経験をますます発展させるという施設が数え切れないほどある。Atlasでは、10年前より英語のみならず韓国語と中国語を学ぶ人のためにドラマや音楽、漫画、映画などの大衆文化を利用した手法できっかけを与えているのである。日本にもそのうちこのような施設がたくさんできるだろう。
3 「札幌、横浜、名古屋、大阪の中心地に車で通学するブーム」
Atlasのサイトにアクセスしてみると、郊外に住む人々が大都市の中心地まで車を運転して通っていることが分かる。中には東京から横浜駅まで車で来たり、旭川から札幌駅まで電車で来たり、岐阜から名古屋駅まで週1回のペースで来る人も結構いるようだ。
4 「ビジネスパーソンもはまって、通いに来る」
若い人ならいざ知らず、世の男性は週末になると仕事の疲れを癒すためにゴルフや釣りで気分転換をしていた。しかし、Atlasができてからは、まず仕事で必要な英語を習いに行くと、すっかりAtlasにはまってしまう男性が多いらしい。
要するにAtlasは、男性が自主的に参加する機会をもたらした。また、中国語学習施設「中国語サロンができてからというもの漫画「三国志」を読みながら中国語も学べるというのもマイブームになりつつあるという。 |