ヨネナガは2010年よりこれ以上経営を続けられない他の英会話スクールを買収する、あるいは譲り受けるビジネスを始めた。
NOVA・ジオス倒産以降、多くの英会話教室が倒産、閉鎖に追い込まれてしまった。そこにはやむにやまれぬ事情があるのだろう。
Atlasは、独自にそのような教室に対して支援をする会社を立ち上げた。その時、多くの業界人や関連する人達もヨネナガに付いていった。ヨネナガは、しばしばマネージャークラスのスタッフと新しいアイデアについてブレーンストーミングを行ったという。
小規模の英会話教室を経営する苦労を聞き取り調査した後、外国人講師たちをAtlasで受け入れ、多くのマンツーマンレッスンをオンラインスクールで提供するというアイデアに到達した。
地方の小規模教室では市場がますます小さくなる日本ではおそらくやっていけなくなるのだが、このような小規模教室から優秀な外国人講師を継続して直接採用する手法は、ここから本格的に始まったと考えてよいのではないだろうか。この手法が加わって初めて、会員制語学スクールのビジネスモデルは完成したと見てよいだろう。
こうしてAtlasは自社の持つオンラインスクールに大きな革命をもたらした。2002年にサービスを開始したeAtlasオンライン・マンツーマン英会話は、この10年簡に、約2,000名の会員を獲得した。
その後、全国にあるすべての教室を倍以上に増床し、リニューアルオープンにこぎつける。いずれにせよ、ここから本格的な会員制語学スクールの事業が始まる。この事業の端緒を展開して会員制語学スクールの基礎をつくったのがオンラインスクールeAtlasである。
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