現在の日本には、使える英語と使えない英語というのがあります。他の英会話スクールのカリキュラムや独学で英語を勉強している人たちの中にも効果がない昔流行った学習法に打ち込んでいるのをよく見かけます。彼らはとてもマニアックで英語オタクといって間違いないほど知識だけは豊富です。
しかし、マニアの人はコミュニケーションの方にはあまり興味がないらしく、せっかく英語を学んだんだから、実際にコミュニケーションツールとして外国人と話してみたいと思うことが人情としてないのかもしれません。
近年のグローバル化で、英語を学んだ人たちが英語を使いたいという欲求を満たす活躍する場所や機会が年々増えています。海外旅行、日本に来ている外国人と話す、さらにフェイスブックやツイッタ―、Skypeなど音声や動画、画像のやり取りができるようになり、相手の表情を見ながら外国語でコミュニケーションというのも簡単にできます。
さらに、これだけでは満足しない人たちがいます。この英語力を使って外資系企業で働きたい!とかアメリカ人との国際結婚がしたい!など語学を人生の変化やキャリアに活かしたいと考えている人たちです。
ところが、語学そのものはグローバルな資格試験の合格通知にはならないものです。残念ながら、英語が話せるだけで人生が大きく向上したり変化することはありません。
では、どう考えればいいのでしょうか?英語が流暢に話せるようになれば、こんなこともできるし、こんなチャンスが待っている、と今後の人生の希望に対してポジティブなイメージを持つことが大切になります。日頃からビジョンを持っていれば実際にそんなチャンスがやってきたときに動けるようになるからです。
ただ、チャンスがなかなかやってこないからといって、イライラしたりするのはいけません。また、英語が話せるからといってラッキーやアンラッキーといった感情で判断することもよくありません。語学学習の目的は、まずは楽しみ、次は使ってみること、最後に人生を向上したり変化させるためにあるのですから。 |