シェリング・エコノミーと呼ばれる新たな経済活動が、世界規模で猛威を振るっています。個人の時間を他人のために有効活用し利益を得るという従来にないビジネスモデルです。
シェアリング・エコノミーと言う意味では、Atlasもマンツーマンの英会話レッスンを個人間取引の橋渡しをするプラットフォームを2001年に完成させました。幸い、日本には語学レッスンの規制はゆるやかで、Atlasのようなビジネスモデルの潮流は2004年頃から日本全国で押し寄せました。
さらに、2007年に倒産したNOVAや2010年に倒産したジオスのような、大手英会話スクールの倒産により、既存産業を侵食するようになり、次の成長をつかむチャンスとなるかの答えは自明です。
Atlasマンツーマン英会話は、札幌からスタートし、次に横浜、名古屋、そして大阪と展開していきました。Atlasは「英会話スクール」と呼ばれることもありますが、その点は語弊があります。確かに英会話レッスンの手配もしますが、日本全国の規模で見れば、生み出す収益の30%は、日本在住の10ヵ国語ものコースからなるネイティブ講師によるものだからです。
また、一人の外国人講師のマンツーマンレッスンに便乗する(セミ・プライベートレッスン)という概念からライドシェアレッスンというのもあります。Atlasはその新市場を2000年に開拓した今や業界最大手です。
ある外国人講師が他の会社の正社員として勤務し終わった後や、空き時間にAtlasの講師となるのは週10時間ほどです。様々なバックグラウンドの講師がいます。会計士や一流ホテルのマネージャーなどのビジネス経験を積んでいたり、世界中を旅行した経験があったりするので生徒が求めるシーンでの会話をリアルに体験することができます。
また採用率1%の厳しい基準をクリアし、講師認定プログラムを修了したプロフェッショナルばかりです。一人ひとりの力に合わせたレッスンを提供するメソッドを身につけているので、生徒さんの隠れた会話能力を引き出すことができます。
出身国は世界40ヵ国以上に及び、例えば海外出張の前に「その国の雰囲気に慣れておきたい、アメリカに旅行に行くので現地の情報を知りたい」などその土地の文化や言葉の癖を学ぶことができます。
インストラクターはレッスンごとに選択することができます。継続して同じ講師と話すことも、毎回変更することも自由自在です。毎回払い制なので毎回別の講師を選んでも安心です。レッスン料金は、地域によりますが、大手英会話スクールと比べて7~8割ほど安く設定されています。
一方、外国人講師側は、原則、日本在住のための有効なビザとスマホを持ち、Atlasの語学カウンセラーとの面接をクリアすれば、10ヵ国語のうち一つでもネイティブスピーカーであれば登録されます。一旦、登録されると、好きな時間に教えることができます。
各地域の教室とオンラインルーム、さらに近場のカフェなどで要請した生徒とマッチングされ、担当講師にその体験レッスンの内容が通知され、12時間内に受ければ確定します。レッスン場所や講師のプロフィールもメールで届くようになっています。今、このような外国人講師が日本中で爆発的な勢いで増えているのです。
|