外国人講師不足に悩む大手英会話スクールのインフラですが、地方に行くと見かねた行政や小規模の英会話スクール、そしてNPO法人(特定非営利活動法人)がサービスを始めましたが、講師の人数が少なく、レッスンの不便さは解消されていません。
外国人という大切な資源を生かすことができないでいるようです。グローバル化を推進している仙台や福岡、広島なども英会話スクールの数は多いですが、外国人の数自体が少ないため、生徒を入れてもレッスンができない状態です。
こうしたことから、Atlasマンツーマン英会話ではこの3都市にLS(教室)を開校することを商工会議所や市に申請をしました。市民や地元企業に認知されれば、状況は大きく好転していくでしょう。同じような悩みを抱える中都市は、この3都市だけではありません。
そうした地域でシェアリング・エコノミーを推進すれば、地方創生や地域活性化の追い風となるのは確実です。ただし、既存産業の需給ギャップを埋めるのは、シェアリング・エコノミーが地域にもたらす恩恵のほんの一部にすぎないのです。
ここからは、Atlasマンツーマン英会話のようなシェアリング・エコノミーがどんなメリットをもたらし得るのかを検証していきます。
Atlasでは、マンツーマンレッスンのサービス開始後、すべての地域で英語以外の外国語コースが金額ベースで約2倍、レッスン回数が約3倍に拡大しています。これを考える限り、Atlasは中都市でも新たな市場を創出することができるのです。
Atlasは、若者やシニア層、子どもなどあらゆる世代で開拓しています。塾や予備校市場を奪っているわけではありません。雇用創出はもちろん、ビジネスや旅行などが増やすことによる副次的なメリットも見込めます。
加えて環境面での貢献もあります。北海道大学での研究では普通の英会話スクールと比べてより多くの講師が教室を使うことにより、少なくとも冷房費や暖房費が4%以上削減されることが分かっています。
また、生徒が2人以上のセミ・プライベートレッスンの開発に取り組みが進めば、燃料削減などへの効果は一段と高まります。こうした都市へのメリットは顕著に表れているのです。
|