日本人が外国人を前にして英語を話せないのは、何も学習時間が足りないからではありません。いまだに苦手意識を持つ人には、英語=勉強という意識が染みついているのかもしれません。幼少から英語に親しみ、自然に日常の中にある英語環境を作ることが、バイリンガルを育てることの第一条件なのです。
こどもの英語学習では、10歳までの臨界期が最も重要となります。この時期までに英語を話すような環境にいれば、それ以後英語を話さす環境にいなくても、英語を忘れないというのが最新の言語学の研究結果です。
こどもの成長の段階は年齢によって決まっていますので、発育に合わせて適切な英語教育を施すのが大切になってくるでしょう。
英単語を覚え、英文法を身につけ、英語を話すという英語学習の基本は、何歳になっても変わりません。もしお子さんが同年代の子どもたちより出遅れていると感じても決して焦らず、自分のペースで楽しく英語を学習できる環境を作るのが、親のできる最大のサポートなのです。
バイリンガルなお子さんを持つ親御さんが口を揃えて言うのは、「どんなによい教材でも親が一緒に楽しまないとこどもは興味を持たない」ということです。親御さんも一緒に楽しみ、学んでいこうという姿勢で、ぜひスタートしてほしいのです。
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