入試に英語はないといっても、現状では難しい受験問題と格闘しなければならない生徒がたくさんいます。そこで、英語を使うに直結した受験勉強はどうあるべきなのか、私が英語教員王道をまとめてみました。
生徒も学生も社会人も英語学習の基本は同じです。まずは英語に触れる機会を増やすことです。「読む」「聞く」「話す」「書く」を様々な形でやってみましょう。
高1、2の間も、本来は勉強よりも英語に触れることが基本になるべきです。そして、高3になったら長文を辞書を使いながらでいいのでたくさん読むことです。日本語訳にとらわれずに、内容理解に集中するにはテキストなどは、問題がついていても全てやろうとせずに、ともかくたくさん読むことです。
さらに、自分が好きな本、簡単に読めるものをたくさん読むことです。ここでは辞書は使わず、話を楽しむことを一番にします。絵本や児童書、英訳マンガもおすすめです。日本語で新聞、ニュース系の雑誌、ノンフィクション系の本を日常的に読むこともおすすめです。なぜなら、背景知識や一般教養を高めるからです。
以上これらが面倒であれば、手持ちのテキストでいいから例えば単語集の文章を読みましょう。文法 ・同じ問題集を繰り返しやります。間違えた問題にチェックをいれ、ポイントを書き込んでおき、2回目以降は間違えたところを中心に見直します。
近年、文法問題は減っているようです。2016年センター試験では200点中44点。文法を勉強の中心にしていません。単語・熟語 ・長文や文法の勉強をする中で覚えていくのが王道になっています。ただし単語集で暗記することが苦痛でない人は、スキマ時間でやってもいいでしょう。
単語の勉強をしてから、長文・文法をやろうとするのは間違いです。長文や文法をやらずに単語集をやっても、あまり頭に残らないからです。辞書を使いながらでいいので過去問はやりましょう。間違った問題で、間違った理由がわからないところは先生に質問すること。先生は個別に質問されるとうれしくなる人種なので、遠慮しないでください。 |