さて、銀行員や証券会社の友人と話していると、信用の追証係(Mr.マージンコール)の仕事が追いつかないと口々に言います。それは株に、為替に、原油に、商品市場に整理か清算を迫り、不足する追証を要求しているのでしょう。
1月は、その第一弾が終わったと安心しましたが、今週から再び激動に巻き込まれるでしょう。1929年の恐慌では新技術、革新的な技術が、車、石油、ナイロン、ラジオ、電話などこれまでの世にないものが登場しました。今でいうとシェアリングビジネスや自動車の自動運転、宇宙ステーションなどが新規の社会変革を招く技術でした。
そして、政治経済の覇権は、イギリスからアメリカに移動しました。世界中の資金がニューヨークに集まり、大富豪たちがイギリスを捨てアメリカに資産を移したことで、アメリカの時代と、それに必要な資金が集中していったのです。さらに、繁栄に必要な人と物、金がNYに集まり、イギリスは衰亡が始まりました。
2016年からまた新たに覇権の移動が始まるでしょう。それは望むと望まざるにかかわらず、アメリカからアジアや日本に移動するのです。これは、一番日本人が信じられないことだと思います。
次に、日本から新しいエネルギーが生まれます。石炭から石油に代わったように、原子力から水素その他のエネルギーの登場が期待できます。実質金利が10%になり、現金を溜め込む姿勢が一般化するかもしれません。
しかし、失業率は20%を越えるでしょう。それは深刻なデフレ、事業や産業が収縮することを意味し、貿易が激減していくことを示しています。原油安が、石炭安、銅やその他の資源価格を安くするように、総ての価格が落ちます、そして農作物の値段が悲しいほど上がらなくなる時代が来るかもしれません。
1990年代日本のバブル崩壊は、1992年から1996年にかけて不動産バブル崩壊と、銀行倒産が連続する流れになりました。2016年は、バブル崩壊はほとんど同じパターンを踏み、同じような順番でこれまでの仕組みを壊す、整理清算の時代がやって来ました。
1989年から既に27年過ぎましたが、これからまだ20年近い忍耐が必要な時代が来るかもしれません。歴史の教訓、歴史の繰り返しの中で、親や祖父、先祖たちが繰り返した、苦労と忍耐の時間です。
しかし、Atlasマンツーマン英会話には、希望の時間でもあります。会員制語学スクールにも革新技術がやってきます。目を疑うような革新的技術、夢の技術そのほとんどが、この日本に開花することが、恐慌の示唆です。そして、サービス、江戸時代を凌駕するサービス業の時代です。
次なる時代の主役にはその責務と、義務と大きなご褒美が用意されているでしょう。世界は再び日本人を真似し、日本的なサービスの素晴らしさに感化されていくのです。そう言っても、誰も同意してくれないでしょう。
事業というものはサービスに尽きます。日本人による日本語のサービス、大企業(大手英会話スクール)の冷たいサービスとは違います。サービスの世界が競争により開花するでしょう。ものすごい金持ちはいませんが、楽しんで生きていく日本人が増えるでしょう。それなりにデフレを楽しみ、デフレの時代の文化が開く、そう文化の時代でもあります。
バブルで大損をした人を除いて、日本の生活を楽しみ、娯楽に興じます。歌舞伎が大流行した時も、超デフレの時代でした。デフレの時代が日本人に文化を、新しい価値観を生み出させるのです。
さて、そのような時代の入口には来ましたが、まだ入口に過ぎません、世界中の株式相場の動きでシナリオが変わるでしょう。しかし、Atlasマンツーマン英会話の時代は来るでしょう。マンツーマンレッスンや毎回払い制でしか機能しない時代になるのです。これから20年のAtlasの時代の始まりは、正式には金融危機により始まると心します。日本中の銀行が倒産する、その時、反対にいるビジネスモデルが輝きを増すようにです。
最後に、企業も人生も、親友と仲間とファンがいないと、やりきれない時代になりました。「金の切れ目が縁の切れ目」の時代とそのタイプの人間たちは消えるでしょう。次の時代は、人間的な仲間、その共鳴の時代だとAtlasでは見えています。さて、仲間作り、ファンと楽しく触れ合いましょう。周りを元気にする、それが本当の元気ではないでしょうか。
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