Atlasマンツーマン英会話

異常に少ない日本の若者のデモとストライキの数 |Atlasマンツーマン英会話

札幌、東京、横浜、名古屋、栄や金山エリア、大阪梅田エリアのマンツーマン英会話

Atlasの特徴レッスンコース・授業料一覧スクールを探す無料体験レッスン子供英会話Atlas KID'Sオンライン英会話

ホーム > 時代の転換期を迎えたAtlasマンツーマン英会話の新しい方向性

異常に少ない日本の若者のデモとストライキの数

さて、前回は日本の人材派遣会社の数が異常に多いことについて書きましたが、もう一つの問題は、日本の若者によるデモやストライキの数が諸外国よりも極端に少ないことです。

 

各国の労働者千人あたりのストライキの年間平均日数データを見ると、各国の労働者が年間何日もストライキをやってるかが分かります。特に、スペインやカナダは多く、ストライキばかりをやっているように思えます。そして、当の日本は最下位のゼロでした。

 

海外で長く暮らしていると、ストライキで地下鉄やバスが動いていないことがよくありますが、統計などを調べると確かに日本は1974年をピークにストライキの数は激減しているようです。以下は、厚生労働省のサイトからのデータを見ると、

 

2011年は、3.11の影響で全国でストがたったの57件でした。2013年は、それにつぐ過去2番目を更新して、全国でストはたったの71件でした。確かに、全国の企業数を考えればほぼゼロと言えます。ストライキというと、正社員であり、組合に所属している人たちだけの権利のように思う人もいますが、これだけ非正規社員が増えて4割を超えることになれば、非正規社員連合を作って業界横断ストライキもできそうなものです。

 

しかし、なぜそれをやらないのかと考えていると、今度はNHKが特集を組んだ「急増する中年フリーター」という番組が放送されていました。

 

「今、中年のフリーターが急増しています。35歳から54歳までの非正規労働者は、この15年間で2.5倍に増え、273万人に上っています。こ の中には、正社員になりたくてもなれず、アルバイトを転々とするなど不本意な形で働いている人も少なくありません。こうした「中年フリーター」とも呼ばれる人たちが高齢化する近い将来、社会的な負担が増えることも懸念されています。」

 

総務省の調査によると、35歳から54歳までの非正規労働者(学生・既婚女性は除く)は規制緩和による働き方の多様化や、企業側が人件費を抑えようとしたことなどを背景に増え続け、ことしの時点で273万人と、この15年間で2.5倍に増えているようです。

 

中年のフリーターは増えており、さらに高年齢化していることがわかります。そして、日本人の平均年収は下がりつつあり、平成9年には400万円だったのに対し、現在は300万円以下になっています。さらに地方では200万円以下がほとんどです。

 

ここに来て、正社員と非正規社員の年収格差は広がりつつあるようです。正社員の平均年収は約300万円で、非正規社員は2/3の約200万になっています。この差額の1/3の約100万円が人材派遣会社の懐に入っているということになります。そして、もはや日本の最低賃金は先進国でも最低レベルです。

 

こう言っては申し訳ないのですが、高年齢化するフリーターについては、20代ならまだ体が持つかもしれませんが、そろそろ時間・空間的に限界が来ているはずです。非正規雇用の方は人材派遣会社に生き血を吸われてる場合ではありません。

 

ホテルやレストラン、コンビニなどで笑顔で時給800円で真面目に働く方も、そろそろ作り笑顔さえできなくなるでしょう。数十年前までは、「真面目に我慢してコツコツ働いてれば将来楽になる」、「今、やりたいことを我慢してれば将来楽になる」などと言われた方も時給800円でコツコツ貯金が貯まるのでしょうか?

 

そのようなウソ話が通用するのは昔の話であり、コツコツやってれば将来幸せになるなどとフリーターの息子や娘に言うべきではありません。その昔は、大企業は新人を育てた時期がありましたが、もはやそんな余裕などどの企業にもありません。

 

今は安い労働力を使い捨てるだけでの社会構造になっています。これだけ痛めつけられて、何も権利を主張しない日本の若者たちですが、将来は何の社会保障もなく、絶望が待ってるのに真面目に働いてます。しかし、よく考えてみると、非正規社員が4割というのはすでにこの国のシステムは非正規が握っていることに気付くのです。

 

つまり、非正規社員が結託すればやれないことはないということです。コンビニもスーパーも、牛丼チェーンさえアルバイトやパートが出勤に来ないので営業できなくなり、地下鉄や電車、バスもストライキで動かないなど、夢物語のようですが、非正規の若者が本気を出せばやれないことはないでしょう。

 

この社会を支えてるのは一体誰なのか?この国は一体誰が住んでいるのか?そして、日本の未来は本当に日本の若者のためにあるのでしょうか?

 

正直に言うと、この国はすでに大勢を見捨てに来ているレベルにあります。そろそろ我慢するのはやめるべきです。自分達でアクションを起こす時です。「救いは巨大地震とか経済破綻だ」と、そのような悲劇的なことを言ってる若者もいますが、今の世の中が嫌だったら変えるしかありません。

 

今こそ、若者の力をそろそろ見せる時です。ただし、警官隊と衝突する必要や暴力に訴える必要はありません。もう静かに今の恐怖社会ベースの仕組みから一人、また一人と抜ける時なのです。

 Atlas CEO ピーター・ヨネナガが教える「倒産・休廃業(解散)を防ぐ英会話スクールの経営分析コラム」 Atlasマンツーマン英会話への転校をご希望の方に「大手英会話スクールのやめ方・中途解約方法」
生徒さんの声レッスン体験談
入会までの流れはこちら
無料体験申込はこちらから
ページのトップへ

Copyright Atlas Corp.All right reserved.