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ブラックに近いグレー業界である語学教育業界 ある大手英会話スクールの社員が見た地獄

最近、ブラックに近いグレー業界の代表格ともいえる大手英会話スクールに勤務している人たちの苦悩がよくわかる話を聞きました。記事を見つけました。語学教育業界は正社員よりも派遣社員を多く雇用しています。

 

ブラックなのは大手英会話スクールだけではありませんが、入学しても、その裏で社員が地獄の苦しみを味わっていることを知ったなら、誰も英会話のレッスンを楽しむことなどできません。生徒はお金を払っているのだからレッスンを楽しむ権利はありますが、私はこんなひどい英会話スクールには通ってほしくありません。

 

経営破綻した2007年のNOVA、2010年のジオス他に限らず、極めてグレーな職場が少なくないのが英会話スクールです。大手英会話スクール元社員が語る、病人が続出する荒廃した職場の実態について書いていきたいと思います。

 

今からちょうど10年前の2007年11月、大きな話題となった当時の最大手NOVAの倒産で浮き彫りになったのは、格安レッスンチケットの危うさと労働環境でした。しかし、過酷な労働環境に関しては、同社に限ったことではありませんでした。そこで、かつてNOVAに勤務していた元社員にその実情を聞いてみました。

 

フリートーク主体の自由なレッスン内容や格安グループレッスンが楽しめることで人気だったNOVAを最近、退社した40代の女性の話ですが、都内の大学を卒業して新卒で1997年にNOVAに入社した彼女が受付スタッフとして体験したのは、社員全員が疲弊しきっている真っ黒な労働環境でした。

 

「入社4年目の2011年頃からとにかく労働時間が長かったんです。1日8時間の勤務に4時間の残業が毎日課せられ、そのうち42時間はみなし残業なので残業代が出ませんでした。それでも仕事が終わらない場合は、勤怠システムのステータスを退社にして残業していました。もちろん残業代は出ませんが、上司に残業時間の長さを指摘されないようにするには、そうするしかありませんでした。」

 

また、定時出社よりも1時間早く仕事をはじめる朝残業を毎日行い、月に1~2日、多ければ月6日もの休日出勤をこなしたそうです。実質、月に1日しか休めない社員もザラだったといいます。いずれも残業代は出ませんでした。

 

「休みもなく、働き詰めの社員は疲労困憊でした。疲れがピークに達していたので、先輩スタッフは常にイライラしていました。そんな状況なので、新入りは分からないことがあっても質問できず、ミスをすれば『よけいな仕事を増やした』と、激怒されました。とにかく職場の雰囲気は最悪でした。」

 

新人はまともな教育が受けられず、研修中に退職する者も多く、先輩たちの余裕がない背中に、自分の未来の姿を見てしまったのかもしれません。

 

「辞めずに一人前になったとしても、事態が好転するわけではなく、私の周りにはストレスから円形脱毛症になってしまった20代の女子や社会人になってからリストカットをするようになってしまった子、2007年から別の会社の運営になった今も立ち直れていない社員など追い込まれている同僚をあげれば、キリがありません。」

 

この状況を聞いて「そんなに辛いなら会社を辞めればいいのに」と、感じる人もいるかもしれません。しかし、休みを削られ、毎日残業している社員たちに、転職活動をする時間は残されていないというわけです。

 

「みんな、ストレスを抱えたまま仕事をしているんです。」と、彼女は話していました。

 

サービス残業や休日出勤も当たり前など、彼女の職場はブラック要素が満載でしたが、そこに、上司からのパワハラも加わったといいます。

 

「上層部からの圧力はかなりの負担でした。仕事でミスをすれば怒られるので、異常なほど細心の注意を払っていました。それでも、疲れてるから失敗をする、という悪循環が起きていました。私も以前、お客様にレッスン料金を間違えて伝えてしまい、代金が足らなかったことがあるのですが、上司に罵倒されるのが嫌で、10万円ほど自腹を切ったことがありました。」

 

当時、20代の岡田さんの手取りは月収20万ほどだったから、そこから10万円というのはかなりの負担だったと推測できます。しかし、ひとたびミスが発覚すれば、長時間の説教はもちろん、ずっとそのミスをネタにされるのでこの職場では、失敗は許されないということでした。

 

「うちの会社は売上が低くてもペナルティはないのですが、成績が悪いとあからさまなお荷物扱いを受けます。そして、マネージャーから『どうして目標達成できないの?』と、毎日ネチネチ詰められました。ただでさえ長時間労働で肉体的にキツいのに、精神的にも追い詰められているんです。」

 

休みもとれず、居場所がない職場で彼女の同僚のなかには、精神科に通院している社員もいたといいます。こうした上層部のプレッシャーから少しでも逃れるために「キャンセルとなった成約数をごまかす裏ワザがあるんです。」と、声をひそめて語ってくれました。

 

「キャンセルとなった入学を成立したように見せる裏ワザがいくつかありました。たとえば、退職予定の社員に、キャンセルされた入会担当者になってもらう方法です。キャンセル処理をせずに担当替えをしておくと、その社員が退職する際にIDとともに入学予約そのものが消滅するんです。これが常套手段でした。」

 

スクールスタッフにはこの裏ワザが横行しているため、実際にどれくらいの人数が入学キャンセルになっているのか、上層部はもちろん誰も把握できていないといいます。

 

「この裏ワザのせいで会社が潰れなければいいな、とは思いましたが正直日々の仕事が膨大すぎてそれどころじゃなかったです。それよりも、心身ともに極限状態で働き続けても、現行のビジネスモデルでは高給は見込めませんでした。」と彼女はいいました。

 

「大手の英会話スクールでは高額なレッスン料金をお客様から預かるのが仕事ですが、そのほとんどが外国人講師の取り分なので、会社に入る利益はほんの数万円なんです。当然、社員に満足な給料が払えるわけもありません。今の英会話スクールのようにテレビCMや電車の中吊り広告をデカデカと掲載していたら、コストオーバーするのは目に見えています。」

 

NOVAやジオスは「テレビCMなど広告掲載が経営を圧迫」していたことを破産原因の一つに挙げていました。グループレッスンを主体にした英会話スクールは利益が出にくいビジネスモデルにもかかわらず、広告を出して集客をしなければなりません。そして、生徒からクレームを受けるのはすべて受付のスタッフです。まさに、ハイリスク・ローリターンな業種ともいえます。

 

「スタッフに求められているのは、完璧な入学を手配するという責任感を強く持ち続け、わずかな給料にも不満を持たず、長時間労働に耐えぬくことです。言うは易しですが、業界全体の体質を変えなければ、これからも長く働ける業界にはならないと思います。」

 

彼女もまた、精神的に限界を感じて辞めることだけを最優先し、職場を後にしました。現在は、アルバイトをしながら転職活動をしているといいます。

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