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留学後、就職できない人が陥る勘違い

満員電車に顧客からのクレーム、上司からの叱責などなど、ストレスの多い日本を離れて、海外でのびのびと留学生活を満喫したいと思い始めた人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、せっかく一大決心して留学に臨んだにもかかわらず、帰国後、日本の現実社会に適合できないケースが増えています。今回はそんな「社会人留学の失敗ケース」を分析してみます。

 

就活を目的とした学生の留学と違い、社会人の留学はキャリアアップを目的にしたものが大半を占めます。とはいえ、一口に留学と言っても、大学・大学院留学やMBA留学などのアカデミックなものから、美容や映画などの専門技術を学ぶもの、語学の習得を目的とするもの、また留学ではないですが、最長1年間その国の滞在を楽しめるワーキングホリデー(ワーホリ)など、選択肢は多種多様です。

 

●失敗留学パターン① 藤崎さん 25歳女性・プログラマーの場合

 

IT関係の会社で働く藤崎さんは大の旅行好きで、学生時代からお金を貯めては海外旅行に出かけました。ただ、彼女の勤める職場・職種では得意の英語を生かすことができず、ストレスの溜まる毎日。そんな中、ネットでオーストラリアへのワーホリの存在を知ります。そこにあったのは、ブリスベンのカフェでアルバイトをする人の記事でした。「これだ」ということで、勤めていた会社を退職、半年後には念願の海外生活をスタートさせます。最初の1カ月間は現地の語学学校に通い、TOEICは800点をクリアしました。その後1年間をかけてオーストラリアの各都市を回り、カフェや農場でのアルバイトも経験し、夢のような1年間はあっという間に過ぎ去っていきました。

 

オーストラリアから帰国後、早速就職活動に入ります。現地で培った英語力を武器に、外資系企業を中心に受けていったものの、手元に届く通知はすべて不採用でした。聞けば、ほとんどが書類審査の段階で落とされてしまったそうです。唯一面接に進んだ会社でも「TOEIC800点というだけで国際関係の部署は無理」と言われてしまう始末でした。

 

新卒採用と異なり、転職者への面接では具体的な経験について、より厳しい目で見る傾向があります。海外経験であれば、履歴書にあるビザの種類も重要事項。ワーキングホリデーでオーストラリアに1年間行ったというだけでは、有効なアピールにはなりません。特にワーホリは、どうしてもホリデーの要素が強いので、そこで実際に何を経験したのかということがポイントになります。

 

藤崎さんの場合、TOEICのスコアと合わせ、アルバイト経験の中からビジネス的要素を抽出するしかありません。ワーホリの経験をキャリアアップにつなげたい場合、より業務・成果へのコミットを求められるオフィスワークを経験していることが鉄則なのですが、藤崎さんが取り組んだのは、接客・店頭作業が中心のアルバイトでした。

 

そもそも、渡航前は英語スキルが乏しかった藤崎さんにとって、ワーホリでオフィスワークができる先を探すのは、難易度が高めです。同じIT関係の仕事で探すか、そうでなければ有給にこだわらず、無給のインターンシップなども視野に入れるとよかったのかもしれません。

 

結局、藤崎さんは同じ職種に再就職したのですが、前職よりも給料や福利厚生が下がってしまいました。いいリフレッシュにはなりましたが、キャリアアップという当初の目的は果たされなかったようです。

 

●失敗留学パターン②:熊田さん 30歳男性・営業職の場合

 

自動車ディーラーで働く熊田さんは真面目な性格で、会社では今まで無遅刻・無欠勤でした。ただ、クレーム対応や残業の多さに疲れる毎日を送っていました。世間でいう「ワークライフバランス」とは無縁の世界です。「一生このまま働き詰めの毎日を送るのかな」と悩んでいた時に、海外で英語を学びながら住んでみたいと思うようになります。

 

年齢的にワーキングホリデーは難しい。そう考えた熊田さんが選んだのは、語学留学(学生ビザ)で1年間、カナダのバンクーバーに行くことです。それまで海外経験がほとんどない熊田さん、最初は戸惑いもしましたが、慣れてくると、すっかりカナダ生活が気に入ってしまいました。バンクーバーは世界で最も住みやすい街に選ばれたことのある都市です。アジア人の移民も多いため、日常英会話が話せれば、疎外感を抱くことなくローカルの気分が味わえます。また、仕事一筋だった熊田さんにとって衝撃的だったのは、自然を愛し、各々がライフスタイルを満喫するカナダ人の生き方・考え方。まさに熊田さんが求めた「ワークライフバランス」がそこにあり、居心地のよさを感じたのです。

 

そんな1年間は、やはりあっという間に過ぎ、後ろ髪を引かれる思いで帰国しました。楽しかったカナダへの思いは途絶えることがなく、以前のように働く意欲が湧いてこなくなりました。転職活動では、海外で得たものとして「仕事に対する考え方」や「効率主義」など海外のビジネスカルチャーの長所を訴えたものの、面接官には響かなかったと言います。

 

学生のうちに海外経験を積んでいると、日本と海外双方の文化の違いに順応しやすいのですが、熊田さんのように社会人になってから留学に参加する方は、海外のゆるい生活に慣れてしまうことの危険性をぜひ認識していただきたいのです。

 

最も望ましいのは、MBA留学やエクステンションなど、社会人向けコースに参加することです。語学学校なら、平均年齢高めのキャリア系の学校を選択するなどして、自分自身に仕事と同レベルの負荷をかけることがポイントです。

 

現地に移り住み、骨をうずめる覚悟があるならかまいません。ですが、そうではない大半の方にとって、海外生活は「有限」です。いずれ日本できちんと社会復帰するという自覚を持って、帰国後の現実的な自分像を思い描いておくと、余計な脱力感に襲われずに済むでしょう。

 

●失敗留学パターン③:後藤さん 24歳女性・看護師の場合

 

後藤さんはご両親が医者の家庭に生まれ、学生時代は生徒会長を務めるなど、周囲からも信頼される順風満帆な人生を歩んでいました。短大卒業後に父親の紹介で仕事をしていましたが、唯一、アメリカの大学を卒業することが、かねてからの夢として心に残っていました。

 

そこで24歳のとき、一念発起し、アメリカの大学に編入することを決意します。高校時代に交換留学に参加したこともあり、無事TOEFLの必要スコアをクリアし学生ビザを取得し、努力の結果、見事3年次に編入を果たしました。

 

大学ではマーケティングを専攻し卒業後、現地企業での就業も経験したのちに帰国しました。後藤さんは帰国後、早速就職活動に入ります。現地で学んだマーケティングの知識と経験をフルに生かすべく、外資系大企業に絞って積極的に応募していきますが、思いの外、苦戦を強いられたと話します。

 

転職エージェントからは大企業に限らず中小企業にも範囲を広げることをアドバイスされますが、プライドが邪魔をして受け入れることが出来ませんでした。結局、帰国後3年間もニート生活が続き、父親の紹介で病院に再就職することにしました。

 

このように、高学歴であるがゆえに就職に苦労するケースも増えています。海外の大学・大学院を卒業し、履歴書は完璧でも、実際面接で会ってみると「一緒に仕事しにくそう」という方が非常に多かったのを覚えています。知識やスキルは申し分なくても、プライドが高く、柔軟性や協調性に欠ける印象でした。

 

もちろん、努力で勝ち得てきた学歴・実績は何にも変えがたいものですし、無意味だと言っているのではありません。ですがそれ以上に、根本的に重要なことがあります。仕事をする中では、突発的な事象や理不尽なことに遭遇しますが、そんなとき、この人となら一緒に乗り越えられそうだと感じられるかどうか。その点が備わっていれば、後藤さんの結果も違ってきたはずです。

 

以上、社会人の失敗事例を見ていきましたが、これらの事例から学ぶ成功のポイントは、次の3つです。

 

・目標や適性に合った渡航先・学校を選定する
・現地および帰国後の目標を明確にする
・留学経験は最大の武器ではなくプラスアルファとして使う

 

昔から自分探しと称して、生き方を模索する目的で海外に出る日本人がいました。現在は、インスタグラムなどのSNSを通すと、彼らの選択は一見カッコよく見えてしまうのですが、旅と留学は違いますので、注意が必要です。

 

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