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仮想通貨と日本のデフォルト(国家債務不履行)について② 「1971年の金本位制崩壊と2017年までの経済発展」|Atlasマンツーマン英会話

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仮想通貨と日本のデフォルト(国家債務不履行)について②
「1971年の金本位制崩壊と2017年までの経済発展」

さて、今回の記事は「金本位制とその後の経済発展」について書いていきたいと思います。「少し難しい」と感じる方は、読み物として見ていただいても結構です。

 

現在、世界各国には様々な紙幣があり、毎日のように取引などに使われていますが、昔は金(ゴールド)が価値の基準でした。「金本位制」という名前の通り、日本でも時代劇などで小判が登場しますが、まさに金(ゴールド)こそが世界標準の通貨でした。

 

しかし、いつの間にか金(ゴールド)と通貨の関係は切り離され、現在では紙幣が主流となり、各国の中央銀行が大量に印刷することが可能になっています。この金本位制の歴史と崩壊した理由、そして現在の膨らみ続ける経済に焦点を当ててみます。

 

金本位制は、19世紀初頭にイギリスで正式に採用されました。その後、ヨーロッパ各国で続々と金本位制に移行されました。金本位制とは、金(ゴールド)と交換できる引換券(預かり券)を使うシステムのことです。つまり、金(ゴールド)の持ち運びが大変なので、金(ゴールド)と交換できる引換券として発行していたものが紙幣の始まりで、金(ゴールド)と紙幣は同じ価値が保証されていました。

 

日本で金本位制が採用されたのは1897年です。そしてその3年後の1900年にアメリカでも金本位制が法制化されました。金本位制は欧米諸国や日本だけでなく、急速に世界各国に広がりました。しかし、世界を揺るがす大きな事件が起きました。

 

それは、1914年に起きた第一次世界大戦と1939年に起きた第二次世界大戦という大きな戦争の繰り返しです。戦争が起こる間に、金本位制から離脱したり、また戻したりする国が出てきました。特に当時のヨーロッパでは、戦争が頻繁に繰り返されて、安全に金(ゴールド)を管理する場所がありませんでした。

 

そこで金(ゴールド)を安全な場所に移動させるため、海を渡ったアメリカに多くの金(ゴールド)が集まり始めました。第二次世界大戦末期では、世界中に存在していた金(ゴールド)の半分以上が、アメリカ一国に集中したといわれています。引き換えるための金(ゴールド)が不足した事と、度重なる戦争の出費のため、金本位制そのものが成り立たない状態となりました。

 

そこで、金(ゴールド)の不足した状態で、さらに紙幣を発行するためのを解決策として、ある約束事が作られました。その内容とは、大量の金(ゴールド)が保有されていた背景上、米ドルを世界の基軸通貨とすることでした。さらに、固定相場制で金1オンスを35米ドルと定め、各国の通貨と米ドルの為替レートを一定に保つ決まりが生まれました。

 

金(ゴールド)と交換できる米ドルと一定のレートで両替を可能にすることで、各国の通貨の信用が担保される体制を、擬似的金本位制と呼ばれています。この体制の確立の結果、世界の中心となる通貨は米ドルとなりました。

 

それから数十年後、1971年のニクソン・ショックにより、金(ゴールド)とドルの交換が停止されました。金(ゴールド)と米ドルを介した各国通貨との価値の連鎖は完全に絶たれ、通貨と金(ゴールド)は分離して動き出すようになりました。

 

そもそも金(ゴールド)はなぜ価値があるのか?

 

世界の埋蔵量が決まっている、つまり上限がある為に、価値が失われないのです。有限性があり、価値のある金(ゴールド)と、通貨が切り離されてしまい、結果として通貨は増産されていきます。その価値を保証するのは、各国政府の信用というものになりました。

 

国家は主権として徴税権と通貨発行権を持っています。通貨発行権を自由に行使し、お金を大量に刷ると、通貨の価値が目減りし、インフレが起こります。ところが、背景にある価値が国の補償・信用ですので、いくらでも通貨を生み出せるようになりました。その結果として、実態のないままに通貨が大量に増えてしまいました。

 

価値はあくまでも国の信用ですから、国が信用できなくなれば、通貨は価値を瞬時に失います。2013年頃、ギリシャの債務不履行問題が起きました。世界の経済は、ギリシャのような状態にあるというわけです。膨大に作られた通貨は、すでに国家の信用の大きさを遥かに超えています。

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