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1930年代の大恐慌に匹敵する現在のアメリカ経済

金融業をのぞくアメリカの債務はGDPの250%台に突入し、1930年代の大不況以来で最高の水準に達しています。いまだに、借金を拡大することが経済繁栄につながるという根拠のない妄想にしがみついているケインズ派経済学者もほそぼそと生息しています。しかし、歴史は人類に正反対の教訓を与えているようなのです。

 

1980年代初頭を大底に金融業界をのぞくアメリカ官民総債務が拡大するにつれ、実質GDP成長率と労働生産性成長率は鈍化を続けています。しかも、どんどん乏しくなっていく成長の果実を享受しているのは一般勤労者ではなく、大企業幹部や大手金融機関の社員、政治家、官僚、弁護士、医者といったエリートに絞られています。

 

今年春にウォールストリート・ジャーナルが実施した著名エコノミスト70人に対するアンケート調査結果では、「現在のアメリカ国民が2007年より貧しくなった」との回答が約50%、「2007年より豊かになった」との回答が40%未満となっていました。

 

アメリカのエコノミストは、金融業界に所属していれば言うまでもないですが、アカデミズムの世界でも、表面的な所得はともかく基金や財団から引っ張ってくる研究費の額で優劣が評価されます。だから、著名な経済学者ともなれば、生活感覚は一般勤労者よりはるかに特権的なエリートのものです。その著名経済学者たちのあいだでも「今のアメリカ人は2007年より貧しい生活をしている」という選択肢を選んだ人たちが半数に達しているのです。

 

前回、アメリカの債務がGDPの250%を超え、ついには300%目前まで上昇したのは、1929のウォール街大暴落後の1930年代大不況のまっただ中でのことでした。当時、労働力人口の約30%が失業し、GDPは直前のピーク比で25%程度減少していました。反面、1930年代のアメリカは大衆芸術が、本当の意味での大衆芸術として普及した明るい側面もある時代でした。

 

チャップリン映画に代表されるように、無声映画からトーキーへと進化したハリウッド映画の中で、部分的にはニューヨークのブロードウェイでしか見られなかったような良質のエンターテイメントを提供するハリウッド・ミュージカルが開花しました。

 

その時代に、何度くり返し見てもまったく同じ再生芸術という限界があったとはいえ、アメリカ全土、そしてやがては世界中の観衆が映画館のチケットさえ買えば、同じ質の映像と音響に浸れるというぜいたくが可能となったのです。

 

また、1920年代半ばにSP盤レコードの電気録音技術が普及し、金属の針で盤上の溝をこするため、かけるたびに溝が摩耗して音が劣化するとはいえ、再生音楽の質も画期的に向上しました。クラシックから、ビッグバンド・ジャズまで幅広いジャンルの音楽が勤労大衆の手の届く範囲の費用で楽しめるようになった。演奏・実演芸術の大衆化という点では、1930年代は飛躍的な前進を遂げた時代だったようです。

 

一方、現代アメリカ社会は、経済的には確実に1920年代末から30年代の大不況に匹敵するほどのきびしい時期に差しかかっています。しかし、演奏・実演芸術のすさまじいほど多岐にわたる分野すべてを総ざらいしても、1930年当時に活躍していたルイ・アームストロングやフランク・シナトラのうち誰かひとりに対して、まっ向勝負で対抗できるスターがいるでしょうか。マドンナ?レディー・ガガ?本物のスターはセルフ・パロディーで人を笑かしたりしないものです。

 

こう考えてくるとやはり、1930年代大不況はアメリカが世界経済覇権を迎え入れるためのプロセスでしたが、今度の大不況は世界経済覇権を送り出す在庫一掃大処分でしかないのかもしれません。

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