太陽活動がますます小さくなっていく中、11月1日から現在まで黒点数がゼロのままになっています。下の図は、NICT(情報通信研究機構)の太陽黒点情報のもので、さらに予測値では、このまま推移すれば2019年4月には平均黒点数がゼロになるというわけです。
http://swc.nict.go.jp/sunspot/
太陽は、今や黒点のない空白の状態となっているのが分かります。この太陽黒点のない状態は、 2019年から 2020年に到達すると予測されている新しい太陽活動最小期の到来を告げるものかもしれません。そして、2019年4月のスケジュールを考えてみると、
①今上天皇の退位日を2019年3月31日とし、皇太子さまが翌4月1日に新天皇に即位する予定
②イギリスのEU離脱についていわゆるハードブレグジッド(完全に離脱)は2019年3月29日午後11時
このように、現在とそしてこれからの期間は、このような黒点のない期間はさらに増えていくことが予測されます。太陽フレアなどの太陽表面活動も今月に入って全くないというような状況になっています。事実上、太陽表面の爆発的な活動は何も行われていません。
穏やかな話ではありますが、このような状態下で増えるのが、地球に到達する宇宙線の量が激化するというものです。つまり、太陽活動の現象とシンクロして地球に到達する宇宙線が増え続けていることは、昨年頃からNASAから報告されていました。
太陽活動が弱まり、宇宙線の到達量が圧倒的に増え始めるという、大方の予測通りの世界に突入しつつあるわけですが、これからしばらくはどんな世界になるのかに注目すべきです。これはもう最近を見ても、太陽活動が活溌だった2,3年前のIS(イスラム国)のニュースなどを比べてみたり、他のあらゆるテロやテロ組織など、あるいは一般の暴動なども含めて、太陽活動が活溌だった時代との暴動や暴力行為の数と、その継続状況を現在と比べると、傾向に大きな違いがあるのは明らかです。
今は暴動が起きても長続きすることがなく、パク・クネ元大統領の退陣後、韓国のあの政治状況でも国民はそれ以上に荒れていません。もっと衝突が起きてもおかしくない紛争地でも無軌道な攻撃はあまり見られていません。ただし、計画された暴力やテロや殺人だけが、スケジュール通りに淡々とこなされていることは確かです。
このように太陽活動というのは、人間に社会の非常に大きな部分を左右していると確信しても良いのではないでしょうか。太陽の磁気が人間の血液に作用し、肉体にも精神にも影響を及ぼす可能性についても、それらの過去の実験や研究の資料から太陽の力について、私たちが今まで考えることがなかったと思うのです。
太陽活動と社会との関連の歴史を見ている限り、これからの数年、あるいは長期的な傾向で太陽活動がどんどん弱くなっていることとの関係によっては無軌道な暴力が支配する時代にはならないのではないでしょうか。それでも、人々や国家などの対立心や反発する心はどこにでも転がっている世の中ではあります。
日本人も含め、最近の人類に蔓延する他者への不寛容や、物質的な不満ばかりが目立っています。全体的に敵対と欲求不満に満ちた人類になっているのが現在の姿ですので、暴力はなくとも平和と程遠いというのは間違いないはずです。
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