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役割増すエッセンシャルワーカー 支援の動き広がるも起こるリスクや差別
(出典：2020年5月12日 Sankei Biz）
5月現在、ほとんどのスーパーは平常通りに営業しており、野菜や果物が店頭に並んでいます。このような状況の中でも、米や野菜、果物などが無事に収穫され、普通に販売されていることに感謝したいと思います。
医療従事者だけではなく、農家の生産者や物流に携わっている方々に、深く頭を下げたい気持ちでいっぱいです。このような「横のネットワーク」があるからこそ、私たちは今日を生きていられるわけです。
そのような状況の中、ある地域ではすでに医療崩壊や都市崩壊が始まっています。全面閉鎖になった飲食店やリサイクルショップ、そして銀行や郵便局などは再開の見込みが立たないところがあります。
特に、あるチェーン店は完全に封鎖されており、周辺では不気味な雰囲気が漂っています。高齢者だけではなく、比較的働き盛りの40代、50代も行き場がないせいか、散歩やジョキングをしているのを見かけます。
先週は、大きなスーパーが平日でも車が駐車していましたが、今週になって車が一台もないことで不安を隠せない地域も出てきました。また、個人クリニックが外来医療の停止になったところもあります。
地元の皮膚科は、感染拡大が落ち着くまで閉院しており、そのテナントビルの眼科は2日程度だけ診療しています。歯科は、治療に緊急を要する患者だけを扱っており、ほとんどの一般診療が縮小されているのが現状です。
また、ある地域ではスマホを持たない高齢者が多いため、新型コロナウイルス関連の情報を得られず、テレビや新聞でも正確に報道しないため、子どもたちが伝えることで初めて近況を知る状況となっています。
「ニューノーマル」は１年以上続く、公共の場では顔に覆いを－英首相
(出典：2020年5月11日 Bloomberg）
正しく、私たちが十年前からお伝えしてきた通りの事態が現実に起きていることがわかります。もはや、ポスト・コロナやアフター・コロナではなく、ニューノーマル（超常態）の世界が日本にも訪れています。
5月11日以降、大都市圏では中心部や商店街が賑わっている状況がメディアによって報道されています。平日であっても商店街はかなりの人出があり、いわゆる3密の状態になっていることから、とても行く気になれない人もいると思われます。
特に、激安スーパーでは毎日開店前から空き待ちの列ができており、入場制限されていないことから人がごった返しの状態です。レジ前では、前の方との間隔を離れて並ぶ貼り紙はありますが、年配の方は貼り紙だけでは効果が期待できない状態です。
さらに、レジスタッフの方もビニール手袋で対策はされているものの、前の方の会計時に現金を触ってから、消毒することもないまま次の方の商品を触るため、スーパーに行くのをためらう方もいると思います。
若者のシェアハウス離れも。コロナ禍の影響を不動産会社に聞く
(出典：2020年5月11日 Yahooニュース）
そして、不動産屋には未だに不要不急の部屋探しで来店される方がいて、店内では確実に客と1メートル以内で接客を行っているのが窓の外から見えてきます。どうしても引越しする必要がある方もいるので、それは仕方がない部分もあるとは思います。
手続きが進むと必ず行わなければいけないのが契約ですが、「IT重説」という非対面（メール）で契約を行う不動産屋もありますが、ほとんどは感染リスクがあっても対面での契約となっています。
契約となれば、約1時間は契約内容の説明、そして契約書類に署名捺印などと、密な空間で紙を通してになり、接触があるのは明らかです。だから、手洗いやうがい、そして不特定多数の方が触った可能性のあるモノを触った場合、持ち歩いているアルコール消毒で手を消毒しておきます。
このように、来店する客や契約時の接触などは完全に防ぐことができず、いつ自分が感染してしまうのかを恐れながら仕事をしているのが現状です。それだけ不動産会社や証券会社など金融業界に勤めている人間というのは、部下に対して冷酷であるということです。
政府、そして各自治体には不動産屋などの密になりやすい実態を踏まえ、一刻も早い対応を次行うために毎月のように助成金や補助金を惜しみなく出し続ける必要があります。
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