Atlasマンツーマン英会話

外国語ができるのと、外国語で仕事をするというのは大きな違いがある|Atlasマンツーマン英会話

札幌、東京、横浜、名古屋、栄や金山エリア、大阪梅田エリアのマンツーマン英会話

Atlasの特徴レッスンコース・授業料一覧スクールを探す無料体験レッスン子供英会話Atlas KID'Sオンライン英会話

ホーム > これから全てが新しく始まる20代・30代のあなたに 

外国語ができるのと、外国語で仕事をするというのは大きな違いがある

私は英語や他の言語も話すことができるので、「この単語、どういう意味?」とか、「通訳お願いします」と頼まれることがあります。最初は、英語ができるということは、翻訳・通訳もできるものだと思ってました。しかし、外国語で仕事をする、というのはそのような甘いものではありませんでした。

 

多くの日本人は、海外留学から帰ってきた若者に、「英語を活かした仕事をしないともったいない」と言います。しかし、たかが数年海外にいただけで語学力を使って仕事できるほど、世の中というのは甘くはないわけです。

 

訪日外国人観光客が増えていることで英語を使う機会が増えているようですが、飲食店やコンビニなどで英語の日常会話ができるというのは、要するに決して仕事ができるとは言えないわけです。

 

実際、プロの翻訳者や通訳者のように外国語で仕事をするレベルになりたければ、ネイティブに現地語を教えられるレベルの外国語への理解が必要です。語学を仕事にするというのは、ただ分かるだけではいけません。理解して分解して再構築する作業が求められます。

 

なんだか錬金術のようですが、実際の言葉は生きてるため、辞書に載っていない意味で使ったり、今まで聞いたこともない慣用句が出てくることもあります。ざっくり意味をまとめるくらいなら誰でもできますが、一文一文を丁寧に翻訳・通訳するとなると大変です。

 

専門系の翻訳・通訳の仕事をしているといつも思うのは、そもそもピッタリとくる日本語が見つからないことです。しかも言葉は、日々変わっていき、地域によっても違いがあります。さらに、年代も影響しています。

 

日本語でもスマホや自撮りなど、比較的新しい言葉が使われるようになっていますが、文法を無視した表現が一般的になっています。とにかく、語学力で生活するためには、そういう背景も理解する必要があるわけで、高度な仕事の一つになっているのが現実です。

 

要するに、外国語を仕事にできるのはスペシャリストだけです。語学力を仕事にするためには、前提として「日本人として超優秀な日本語能力」と「ネイティブ以上にその言語を理解してること」が必須です。

 

なぜネイティブ以上なのかと言えば理由が2つあります。ネイティブは母国語を意識的に正しく使おうとしないこと、そして感覚的に理解できてしまうというものです。ネイティブとはいえ、普通に文法を間違えたり、単語の意味を勘違いすることが多々あります。

 

外国語を仕事にするには、本来の意味と間違っている意味の両方知らなければいけません。なぜなら、どちらの意味で使われてるかを判断することになるからです。だからネイティブ以上に、正しく言葉を使わなければいけません。

 

さらに、感覚的に自然に理解できることも外国人には理解できないことがあります。しかし、外国語を仕事をしたければ、ネイティブと同じ、もしくはそれ以上の言語感覚を持たないと本当の意味でその単語を理解することはできません。

 

後天的にこの両方を得るのは、かなり厳しいことです。不可能ではありませんが言語は生き物なので、辞書片手に机の上で勉強するのは限界があります。英語の本は読めても、それを日本語にするのは大変なことなのです。

 

プロの翻訳者と一言で言っても、本人の英語ブログを見るとかなり間違いが見受けられます。特に、アニメや映画の翻訳でも結構ひどい間違いが指摘されています。確かに、ネイティブではないのだから完璧を求めることはできないかもしれませんがやはり無責任に感じます。

 

それを生業にしたのは自分なのですから、関係者や消費者を納得させるほどのクオリティーを保障できないというのは問題です。完璧というのは無理だとしても、外国語で仕事をすることに関してもっともハードルが高いと感じるのは、相手が真偽を確かめられないところです。

 

例えば、アニメの字幕に誤訳があっても、それを見ている外国人は、それを間違いだとは気づきません。それどころか、訳者から納品されたテレビ会社やサイト運営者ですら、その訳が正しいかは判断できません。

 

だから、ネイティブ以上にその国の言語を理解している必要があるわけです。そうでないとミスが起こるからです。というわけで、外国語で仕事をするというのは、思ってる以上に大変なことだということを分かっていただけたのではないでしょうか。

 

留学や駐在で海外に住んだことがある人なら、語学力で仕事をすることを一度は考えたことがあると思います。それでも大抵の人は違う道を選んでいるのは違う道を見つけたからですが、第一に想定外にハードルが高かったからだと思います。

 

単なる海外留学や駐在経験だけで言語系の仕事など務まりません。そもそもそんな気持ちでは外国語で仕事をすること自体難しいことだと感じるはずです。アニメを翻訳したり、ニュースをそのまま外国語で通訳してみても、ただ呆然とするだけ何にもできない人が大半です。

 

私が言いたいのは、外国語を仕事にすること自体、大変な仕事だから本気で目指すなら本気で行うべき、というものです。例えば、言語学を学んだり、現地の文学作品を原文で読んでいくつもの翻訳文を比較したり、そういう努力をする必要があります。

 

その分、本来なら伝わらない言葉を自分が伝えるという喜びは計り知れません。外国語ができることと外国語で仕事をするというのは全く違うことなので、そこらへんは混同しないようにしましょう。

 Atlas CEO ピーター・ヨネナガが教える「倒産・休廃業(解散)を防ぐ英会話スクールの経営分析コラム」 Atlasマンツーマン英会話への転校をご希望の方に「大手英会話スクールのやめ方・中途解約方法」
生徒さんの声レッスン体験談
入会までの流れはこちら
無料体験申込はこちらから
ページのトップへ

Copyright Atlas Corp.All right reserved.