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とりあえず海外に行けばどうにかなるわけがない

ここ最近、留学斡旋会社や大手の英会話スクールでは、「海外に行けばどうにかなる。まずは第一歩踏み出そう!」といったニュアンスの広告やアドバイザーからの助言を良く見かけるようになりました。

 

そこで実際に、本当に日本で生まれ育った人が、「とりあえず海外に行けばどうにかなる」のかどうか、アメリカ在住20年以上の経験者の一人として考えてみました。

 

たしかに、英語も話せないままでも、とりあえず海外に行けばどうにかなるとは思います。なぜなら、アマゾンの奥地やネパールの山岳地帯に行かない限り、移住先には現地の人しか住んでいないからです。

 

つまり、地球上どこでも人間が生きていける環境が揃っているというわけです。そういう意味では、どうにかはなります。しかし、多くの人が考えているのは、ある程度生活水準が保証されていて、ある程度快適な海外での暮らしのことを指しているものと考えられます。そのレベルを求めている人に「とりあえず海外に行けばどうにかなるのか?」と聞かれたら、私は、「条件をクリアしている場合に限る」と答えています。

 

その条件とは、大前提として意外と見逃されていることや、自分がどうにかなるレベルで満足できるかどうかだと思います。要するに、「現地で仕事が見つからなくて極貧生活でもどうにか暮らせていたり、言葉がまったくわからなくても小銭を稼いでなんとか生きている」というような生活レベルで満足できるかどうかだということです。

 

そもそも、どうにかなるというのは、「何かしらの危機を乗り越えて最低限生きていける」というような意味であって、将来的にも順風満帆ということではありません。特に、海外生活に大きく期待している人は、どうにかなるレベルでは現地に行った途端にがっかりするはずです。

 

「行けばどうにかなる」と言う人は多くの場合、他人の好意に依存する傾向があると思います。当然、誰かに依存しなければ生きていけないレベルで海外に来たわけですから、当然の成り行きです。例えば、言葉がわからなければゆっくり話してもらい、理解できなくても笑って許してくれる人としか仲良くすることができないわけです。

 

言葉が話せないため、仕事も現地人ほどはできないことから、現地に住む人々に迷惑をかけ続けることでしょう。生きていける前提として、現地の人々がその低レベルを許してくれなければ、働き続けることさえできないというわけです。

 

一方、「他人に迷惑をかけずに一人でなんとか海外で生きてきた」という人は、それなりの根回しや語学力習得をした準備期間があったはずです。つまり、どうにかなるレベルでは現地の人々に迷惑をかける状況が多発することになります。

 

迷惑をかけること自体が全て悪いわけではないですが、それを自分が許せるかどうかは、人によって大きく違うと思います。うまく甘えられるかどうかも重要になってくることから、それぞれの価値観次第とも言えそうです。

 

そして、もう一つ大事なことは、「できない自分をどれだけ許容できるか」だと思います。確かに海外に行けばとりあえずどうにかはなるでしょう。なぜなら、最低限のお金さえあれば餓死することはないからです。

 

だから「とりあえず海外へ行ってみる」という気持ちは、ある意味では正しいと言えます。しかし、全く準備をせずに日本を飛び出せば、現地では必ず苦労することになるわけです。周到な準備をしてたとしても、様々な壁にぶつかることが予想できることから、準備をしていなければ苦労する確率はさらに上がります。

 

重要なことは、そこで海外生活に挫折せずに、前を向いてそこで生活していけると思えるかどうかです。ちなみに、私自身は自発的な性格のために自分を許せないと思うことが比較的多く、長期の海外出張や旅行の前には慎重に準備することにしています。特に、目的地に住む人々の言語を必ず日常会話以上をマスターするまで勉強し、自分で調べながら動くようにしています。

 

要するに、「どうにかなる」と言える人の特徴としてわかったことは、細かいことを気にしないか、他人に甘えられる人限定だということです。言語とは違う意味でのコミュニケーション能力で勝負できるタイプという人ということです。

 

「どうにかなった」人の話を聞くこともありますが、一方で「どうにもならなかった人」も多く聞きます。

 

例えば、私がアメリカの大学生の時、英語が通じないことで賃貸アパートの契約がうまく進まず、数日間ホテル暮らしをしていた日本人留学生がいました。また、カネがなくて帰国せざるをえなかった人や労働ビザが更新できずに帰国した人、損害賠償保険に入っておらず自動車事故で借金を抱えた日本人もいました。

 

このように、「どうにかなった人」が「どうにかなる」と言うことから惑わされてしまうわけですが、これまでどうにもならずに帰国した日本人を私は大勢見てきたわけです。

 

様々なリスクを理解して、それでもとにかく海外に行きたくて、現地での苦労も受け入れられるような人なら「海外に行けばどうにかなる」と思います。長期滞在を予定していて、現地ではある程度快適で問題のない生活を送りたい、しっかりとした目的がある、という人なら語学学習の準備が必要であることを知っていると思います。

 

ここまでの話の中で、「いつか海外に行きたい」と言いつつ結局行かない人は大勢います。そういう人が「行けばどうにかなる」という同じタイプの英会話スクールのスタッフに、適当なアドバイスで後押ししてもらう必要があるのかもしれません。

 

何度もくり返しますが、計画を立てて、長期計画で準備するのは大事なことです。しかし、何事もすぐに行動に移せばいいわけではなく、思い立ったが吉日では急いでは事を仕損じることになるわけです。何事も準備をしないことにメリットなど何もありません。

 

「完璧に準備した」と思っていても様々なトラブルが起こるのが海外生活です。語学学習や部屋の確保、ビザの手続き、大学や就職の情報集め、役所とのコンタクトなど、どれも現地で「どうにかなる」可能性もありますが、「どうにかならなかった」場合は悲惨です。

 

たしかにある程度はどうにかなるかもしれませんが、無用なトラブルを避けるためには準備をしておいた方が良いのです。

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