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多くの日本人が憧れている、「好きなことを仕事にする」ということ

多くの日本人が憧れている、「好きなことを仕事にする」ということのキーヴィジュアル

多くの若者に話を聞いてみると、そこでやっぱり魅力的に映るのが、「好きなことを仕事にする」ことだそうです。しかし、実際に好きなことを仕事にすることへの過剰な期待はやめるべきです。なぜなら、過剰なポテンシャルがかかりすぎているからです。

 

昔も今も、「好きなことを仕事にしたい」と言う人がいましたが、そういう人はほとんどの場合、現在もサラリーマンを批判してネットでも炎上していることで、余計に好きなことを仕事にしたいと考えている人たちが目に付くようになっているように思います。

 

このように、好きなことを仕事にすることに過剰な期待や夢を抱いている人が多いわけですが、そもそも好きなことを仕事にするためには、2つのタイプがあります。1つ目は、好きなことを仕事にするために資格や免許を取るタイプです。

 

例えば、困っている人を助けたいから弁護士になったり、旅行が好きだからツアーコンダクターになったりします。このタイプは、そもそも仕事として食っていける前提の職種を選ぶ傾向があります。数ある職種の中から自分が好きなものを選んだわけですから、仕事に困らない見通しもあり、好きなことをやっているという自覚があるわけです。

 

こういうタイプの人に対して、多くの人は好きなことを仕事にできたことを割りとポジティブに評価される特徴があります。なぜなら、もともとある職業の中から好きなものを選んだだけだからです。

 

2つ目は、好きなことが気づいたら仕事になった、あるいは好きなことが仕事になったタイプです。まず趣味として活動している中で、それが本格化して固定ファンがつき、報酬ありでの仕事が舞い込むようになる傾向があります。

 

例えば、様々なスクールの講師やフォトグラファー、イラストレーター、趣味で書いてた小説が書籍化した小説家などがこれにあたります。だから、このタイプにはフリーランスが多いのが特徴です。このタイプは、オンラインでもオフラインでもどこかしらに固定ファンを持っていて、自分自身を商品化しています。

 

こういうタイプの人に対して、多くの人は好きなことを仕事にできたことをネガティブに評価される特徴があります。「たまたまうまくいっただけ」と思われたり、「中身がない」などと言われることも多くあります。

 

要するに、同じ好きなことが仕事になったとしても、国家資格や免許を持ったタイプと自身の才能によって仕事を得たのとでは、全く違うことがわかります。わかりやすく比較すると、「好きなことを仕事にした人」はサラリーマンになり、「好きなことが仕事になった人」は、SNSに投稿し、仕事依頼がきてフリーランスとして報酬を得られるようになる、という大きな違いです。

 

「好きなことを仕事にした人」は、手に職を持っているのでサラリーマンとして比較的稼ぎやすいですが、嫌な仕事を引き受けることもあり自由度が低い状況にいます。一方、「好きなことが仕事になった人」は、収入は不安定ですが、固定ファンを持っていることから活動の幅を広げやすく自由度が高い状況にいます。

 

結局、向き不向きがあることで仕事にするまでのプロセスの違いが出てくるわけです。いずれにしても、好きなことを仕事にするのであれば、このふたつのタイプをしっかりと分けて考えるべきです。

 

「好きなことが仕事になった」と発信しているタイプの人は、ほとんどの場合が個性を前に打ち出してホームページやSNS、ブログなどで演出する傾向があります。基本的に、個人から仕事をもらっているため、「自分の魅力によって仕事を作り出した」と勘違いしやすのも特徴です。

 

固定ファンを増やし、知名度を上げるために過激な発言をしたり煽ったすることもあります。このタイプの人は目立つことが求められていることから、求心力を高めるために自らロールモデルになろうとします。しかし、私はこのやり方には少し疑問があります。

 

「好きなことを仕事にした」人というのは、結局、利益が上がらないことが多く、好きなことが気づいていたら仕事になっていたというのは趣味でしかないわけです。そして、趣味に報酬など発生することはありません。

 

このように、趣味ということでは利益が上がることはないわけですが、中には応援してくれる人がいることで報酬を得られるようになる場合もあります。つまり、才能やセンスというよりも、見出して応援してくれる人に支えられて成立するもだということを忘れてはいけないわけです。

 

このタイプに人は、好きだから…を元手にしてひたすら時間と労力をかけることになります。逆にいえば、好きという気持ちがなくなった瞬間、ひたすら苦痛になっていくということです。好きという気持ちが永遠に不動なものではないことは理解しておくべきです。

 

海外旅行が好きでツアー・コンダクターになった人は、旅行が面倒くさくなっても仕事として割り切っているのかもしれませんが、例えば、旅行ブログを書いていてことで旅行専門ライターになった人が、旅行に飽きてしまったら旅行ライターとして活動するのは苦痛でしかないはずです。

 

「好きなことが仕事になった」人というのは、主にその個人に仕事が来るわけですから、海外旅行専門ライターは常に海外旅行しなければならなく、ブロガーはブログを更新しなければならなく、イラストレーターは絵を描き続けなければなりません。

 

しかし、それが嫌になれば、その個人のブランドの価値は根本から崩れることになるわけです。一見好きなことをやってキラキラ女子などとテレビや雑誌で紹介されている女性が目立っていますが、逆に潰しがきかないという部分もあるのではないかと思うわけです。

 

そして一番誤解されやすいのが、「好きなことを仕事にすれば、人生が楽しくてストレスがまったくない」ということです。個人差はありますが、基本的に仕事というものは責任が発生するため、まったくストレスがないということはあり得ません。

 

英会話が趣味で英会話講師や通訳士になった途端に嫌気がさした、という月並みなエピソードがありますが、要するに、「好きなことをやっていれば楽しい」と思ってたからです。だから多くの人は、「趣味を仕事にするな」「好きなことはいずれ嫌いになる」などと忠告をしてくれるわけです。

 

利益が発生するということは、好きなことを好き勝手できる状況ではなくなるのは当然のことです。私自身、好きなことを仕事にしているので、他人様にわざわざ好きなことを仕事にしてほしい、とは言うつもりはありません。

 

というのも、好きなことを仕事にできないのは日本の独特な労働制度によるものだからです。日本は職種を限定しない新卒採用(研究職や資格がいる仕事などは除く)が一般的な上、人事異動によって希望しない職種に就くことが普通になっています。

 

そういった企業や官僚制度の枠組みの中にいる限り、「好きなことを仕事にする」というのは、日本人の永遠の憧れといえるかもしれません。そもそも、好きなことを仕事にできない状況が特殊なだけであって、好きなことを仕事にするのは、憧れることでも特別なことでもないということです。

 

私は、幼少期から20年以上もアメリカで生活していましたが、大学在籍時に起業したり、米軍に所属したりと様々な経験をさせた頂いた結果、日本に帰国して会員制語学スクールの経営者になりました。今でも後悔はなく、自分には合っていると考えています。

 

私個人としては、英語を教えるTESOLという資格を持ってはいますが、現在は個人的に教える機会はなく、個性を活かしてブログを書いていると言えるほどの影響力もありません。それでも「趣味が気づいたら仕事になっていた」という不安定なことではなく、語学学習にしても経営にしても、グローバルマクロの情報リテラシー分析にしても手に職をつけるタイプだと思います。

 

会社員でもフリーランスでも、明らかに職業として成立する好きなことを極める方が経済的にも精神的にも良いわけであって、趣味を仕事にするのも良いですが、「好きという気持ちがなくなればやめる」「好きだから常に楽しい」というわけではありません。

 

好きなことを仕事にしたいのであれば、そのことをしっかりと考え、趣味を仕事にするより好きなことを仕事として選ぶ方が良いと私は思うわけです。いずれにしても、過剰な期待をしすぎるとがっかりすることには変わりないでしょう。

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