今、急速に次の展開に向けて動いている私自身、そしてAtlasマンツーマン英会話は、大学生、新社会人への国内外情勢の情報リテラシー教育を実施しています。
私自身、今から19年前の2000年に帰国し、会員制語学スクールをスタートする大きなきっかけとなったのが、当時の大学生と新社会人への教育を始めたところからでした。
翌年2001年に築40年以上の実家のアパートの一室で英会話教室を開校し、そこで熱心に聞いてくれる大学生や新社会人とレッスンを行ったのが最初でした。
その後、Atlasマンツーマン英会話という名称に変更し、全国に展開していったわけですが、1年ほど経った頃に違和感を感じるようになりました。今振り返ってみると、それには3つの理由があったかと思います。
一つには、私自身が個人経営者から起業家になり、会社経営者として本格的に動き出したことがありました。あくまで個人として枠組みにはまることを前提に教育を受けている大学生や新社会人からすると驚かれたことと思います。
そしてもう一つが、英会話レッスンではなく、英語と日本語のメディア報道から情報リテラシー教育を始めたことです。これを始めることにより、もはや大学生や新社会人に対するレッスンの場ではなく、実践の場として大学や企業の現場に出向くことになり忙しくなってしまったというわけです。
最後に、大学生たちが2002年頃からの金融×IT企業の台頭によって、世界や仕事に対する考え方が大きく変わってしまったことがありました。その後、日本人全体が「今だけ、カネだけ、自分だけ」のような考え方をもってしまい、短絡的な人間ばかりになってしまったわけです。
特に、若い人がじっくりと腰を落ち着けて何かをしたり、読書するということができなくなってしまったように感じるようになりました。要するに、物事に本気で向き合うということをしなくなり、すぐにどこかに逃げてしまうようになったということです。
しかし、いよいよ日本経済が非常に不安定になりつつあり、2020年開催予定の東京オリンピックまであと2年という今、こんな時代だからこそ、若い人に対して何が真実であり、本当は何であるのか、そしてどのような未来の選択肢があるのかをはっきりと教え、選ぶのを手伝うという場が必要だと考えたわけです。
2001年当時、私は単なる個人事業主でしたが、今や私たちAtlasは全国にたくさんの外国人講師を抱え、日本人スタッフも活躍するようになりました。そして、次の展開に向けて大きくステップアップし始めています。
私たちは、まず「教えること」から「ビジネスをすること」を通じて、そして「貢献をすること」をしなければならなくなっているように強く感じ始めています。スタッフは通常業務に忙殺されていますので、まずは、私自身が動けるようにすることが必要になっています。
2001年当時と同じように、まずはたとえ10名ほどから、国内外情勢の情報リテラシー教育を行っていきたいと考えています。皆さんとの出会いを心から楽しみにしています。
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