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英語が話せても英語圏以外の国では生活できない②

英語圏以外の国のキーヴィジュアル
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あなたが外国にいる時、現地に住んでいる方が「あなたが現地の言葉を話せないのなら英語を話してあげよう」と考えていることが感じることがあります。それは、あなたは日本人だから英語以外の言語を話すことはできないと思われているからです。

 

しかし、問題はあなたは現地の人々にこのように思われたいか、どうかです。中には、短期滞在や自分の意思と関係なく仕事で来た日本人もいます。そういった場合、事実上のお客様であるわけです、それなら英語で対応してもらうべきです。

 

なぜなら、外国から来たゲスト相手に英語を使うことを不愉快に思う外国人は少ないからです。特に、観光で来た外国人に対して歓迎しない姿勢を見せられることはまずありません。ただ、ゲストではなく現地の人々の仲間入りしたいのであれば、現地の言葉を話すことはとても大切です。

 

例えば、日本国内にも日本が好きと言っているにもかかわらず、5年以上生活しても全く日本語を話せない外国人と出会うことがあります。一方、日本に来て半年ほどの外国人が日本語は上手くないけれど、日本が好きで日本語を勉強しているという方もいます。しかし、私が個人的に仲良くするなら後者ではなく、前者の方です。

 

私が数年暮らしたヨーロッパや韓国では、基本的に英語を使う場面はないことからも、知識としての英語を身につけていても、英語でのコミュニケーションを負担に思う方がいます。

 

特に、銀行や役所などの公共機関では、担当者によっては英語しか話せない客に対しあきらかに対応に手を抜き、面倒臭がる方もいるのは事実です。どの国でもほとんど命令形で話し、とても雑にあしらう方もいます。

 

あくまで私自身の経験からですが、20代の時に駐サンフランシスコ領事館に勤めていた時、英会話ができない上、日本語を使った生活・仕事を送っている方は全員ビザ申請の苦労を経験しているものと思われます。

 

就労ビザで苦労している方はたいてい、「アメリカに住みたいです」と日本語で言い、仕事もすべて日本語でこなしているような方であったのが印象的でした。こうなると、移民局では「アメリカでなくても良いのでは?」と思うのも当然です。

 

言葉とは、コミュニケーションツールのことです。現地のコミュニケーションツールを使えないということは、その国に馴染む気がないと思われても仕方がないというわけです。

 

日本語というのは、擬音語や擬態語が多く、主語を入れることで相手に与える印象が変わる言葉です。しかも、基本的には尊敬語や謙譲語を使って相手を立てるのが礼儀とされています。

 

こういったものが日本人のメンタリティーに深く関わっており、何に対してどのように感じるか、どのように言葉を扱うのか、いずれにしても、言語と文化は切っても切れない関係にあることがわかってくるはずです。

 

例えば、英語やフランス語、ドイツ語などのヨーロッパ諸語にも日本語のようなざっくばらんな生活で使う言葉と丁寧語が存在しています。アメリカの職場でも、人間関係がきちんと保たれるように社内全員が丁寧語で話す傾向があります。

 

当然、上司が部下に対して命令口調で話すところもありますが、逆にフレンドリーに全員ざっくばらんな口調で話すところもあります。つまり、欧米社会では相手が境界線の外の人間か内の人間なのかを区別しているわけです。

 

というように、言語を学ぶことで見えてくるその国(社会)の本当の姿があり、それは外国で暮らす上でとても重要なことになります。ところが、現地の言葉が話せなければそういったことにも気づくことができないまま日々を過ごしていくということになります。自分自身で情報を把握できないというのは今後、生き残れるかどうかに関わってくるものと思われます。

 

ただし、例外としてベルリンやパリ、ローマ、ソウル、深セン、香港、シンガポールなど世界的な大都市に住んでいる方というのは現地の言葉を話せなくても英語だけで生活することができます。

 

名前を挙げてこのような大都市というのは、グローバル化が進みすぎた特殊な場所であって、国の中にあっても違う国のように感じるものです。中でも金融街などでは英語しか通じないエリート思考を持ったコミュニティーさえ形成されているところもあるほどです。

 

一方、人種のるつぼと呼ばれるアメリカの大都市では、世界中から来た様々な人種が様々な言語で話しており、現地に住む外国人も英語でのコミュニケーションに慣れています。そういう場所なら、英語だけで暮らすのも問題ないはずです。

 

ところが、英語圏以外の大都市というのはその国の一部分でしかなく、極端にグローバル化した大都市の基準で全てを考えるというのは危険が伴うことになりつつあります。今現在、大都市近郊であれば多少不便ではありますが、英語だけで生活しても苦にはなっていません。

 

しかし、そこから離れた小都市や町村レベルになれば、途端に英語だけでは生活しづらくなります。ヨーロッパでは人口1万人以下の町では、現地の言葉以外の言語を耳にすることはまずありません。これは中国でも韓国、アジアでも同じことが言えます。

 

私自身、英語圏以外の国で英語だけで生活している方々を責めるつもりはなく、それぞれ滞在する目的が違い、多少不便でもむしろそれをメリットにしてしまう精神力があればその方が良いと思っています。

 

ただし、英語は通じても生活はすべて現地の言葉であるという事実は変わらないことからも、現地の方々と英語でしか話さないということは、四六時中周辺で何が起きているのか理解できない言語に囲まれ続けるということになります。

 

大都市であれば疎外感を感じづらいかもしれませんが、人口10万人以下の中都市ではすぐに不便を感じるはずです。だからといって、最初から現地の言葉を完璧にマスターする必要はなく、英語が通じるなら英語を使えば良いわけです。

 

そこに住むハードルを下げるために英語が通じる国というのは分かりますが、自らその国に行くのなら現地の言葉を多少なりとも勉強する姿勢は持っておくべきということを言っておきたいのです。

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