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欧米社会と日本社会の男女平等観の違い②|Atlasマンツーマン英会話

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欧米社会と日本社会の男女平等観の違い②

レディー・ファーストのキーヴィジュアル

特に、若い世代では割り勘するから男女平等なのか、男性が女性の分までおごるから男女平等ではないのか。

 

アメリカ人やヨーロッパ人をよく観察してみると、明らかに男性が女性におごるという前提はないように思います。それなりの高級レストランに行けば、店員は「会計は一緒ですか、別ですか?」などという質問をすることもないわけです。なぜなら、エスコートする側の男性が支払うのが当然だからです。

 

結局、高級レストランでコースディナーを食べ、支払いは別々ともなるとさすがの欧米人男性でも気が引けるはずです。しかも価格帯が高いレストランほど店員がレシートを男性と女性の間に置くことはありません。当然、男性側にレシートを置きます。

 

実際、欧米の映画を見ても、ドレスコードがあるような場面では必ず男性が店員を呼び、お金を支払っているのがわかります。女性が店員を呼びつけて財布を出して会計するシーンなど未だかつて見たことがありません。

 

これは街にある普通のレストランでも同じで、男女が食事をしている時に「会計は一緒で」と言うと、決まって男性側にレシートを渡されることが多く見受けられます。しかし、女性が支払うと言うと店員は女性の方にレシートを渡してくれます。

 

つまり、欧米社会では別々に支払うのが社会的に認められてはいますが、一緒に払うのであれば男性がお金を出すという認識があるということです。例えば、現代は男女平等のはずがレディー・ファーストという考え方があります。

 

昔から、欧米社会では男女平等が重視されてはいますが、その一方でレディー・ファースト、つまり男性が女性をエスコートし、表向きには男性が女性を優位に考えるという文化が残っています。

 

例えば、男女で歩いていたらドアを開けるのは男性の方です。さらに、後ろに女性がいたら開けて待つことや、レストランに入るのは男性から入ったり、電車に乗るときは女性から入るというマナーが根づいています。

 

旅行中の時など、スーツケースを持って電車に乗る時はそばにいる男性が助けることは当たり前で、ファーストフード店やパン屋では男性は女性に順番を譲ることが当然とされています。特に、イギリスやイタリアなどでは徹底してレディー・ファーストが推進されているように思います。

 

ところで、男女平等を是とするアメリカ人やヨーロッパ人がレディー・ファーストを行うことについては、何だか矛盾しているような気がするわけです。

 

最近の日本では、男女平等とは言うものの、重いものを持つのは男性の役割とされており、その代りにレストランで良い席に男性が座るのも何だか気が引けるように気持ちになっているように思います。

 

一方、男女平等を是とする欧米社会では、そういった不満を聞くこと自体あまりないことです。あくまで客観的な意見ではありますが、結局、女性をリードするということは男性がへりくだるのではなく、男としての格を見せるシーンであるという認識がなされているのかもしれません。

 

当然、女性に対して先にドアを開けたり、女性に順番を譲ったりすることを嫌がる欧米人男性など一人もいないわけです。これは日本人から見てもスマートにレディー・ファーストを行うことが男の美学のような印象を受けるということです。

 

いずれにしても、欧米社会というのは日本社会よりも階級社会であるからこそ、どれだけ女性をスマートにリードするのかに品格を感じるわけであり、それができなければ知らず知らずのうちに品がない男として見られるということになります。

 

つまり、スマートに女性をリードできる男性は価値が高いものとされており、アメリカやヨーロッパでも立ち居振る舞いや言葉の選び方などで相手の社会的レベルがわかるバロメーターでもあるということです。

 

そして、ある程度のレベルの男性であれば女性をリードし、その一巻としてお金も払うということになります。一方、女性は優雅で堂々としたたたずまい、知的ユーモアのある会話によってレベルを測られることになります。

 

私自身、アメリカの東海岸に根付いているような白人流の社交場については良い印象をもっていません。しかし、男女同席参加が当然ということであれば、行かないわけにもいきません。そういう場で、男女とも焦ったり、慌てたりしないようにするように努めなければならないわけです。

 

このように、そもそも日本社会と欧米社会では会計の仕組み自体が異なり、食事の楽しみ方やレディー・ファーストについての考え方も異なっていることがわかります。だからこそ、ただ単に比較することができないと思うわけです。

 

欧米社会では、むしろそれなりの場では日本よりもっとあからさまに男女の役割が定められているということもあります。たとえ普通のレストランであっても、レジ会計が一般的で誰が何を食べて、何を飲んだかがわからないような状況になれば、欧米社会でも男性が払うことになります。

 

いずれにしても、男女の食事で細かいお金のやり取りをすることは、アメリカでもヨーロッパでも品がないことなのは明らかです。例えば、カウンターで飲み物を注文するスタイルのバーで飲んでたら、男性が自分の飲み物を買うついでに女性の飲み物も買ってきてくれることがあります。

 

「欧米では男性は女性におごらない」という見方で判断している方がいますが、手間を省いたり、女性をリードしたりする時は払ってくれることもあるはずです。テーブル会計の際に別々に支払うことが普通とはいえ、割り勘するから男女平等であるというのは観点が違うということです。

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