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日本では、優等生がバカにされ、要領がいいだけの無能がもてはやされる傾向がある

バツをする男子

日本で生まれ、アメリカで育ち、ちょうど20年前に日本に戻ってきて感じたことは、いつまで経っても理系の優等生はバカにされ、文系で無能な要領のいい人間がもてはやされる風潮は今も続いています。

 

優等生というのは単に勉強ができるだけではなく、いわゆるインテリやお利口な人なども含まれているように思いますが、全て揶揄している言葉ではあります。

 

実際に、戦後の日本では、勉強は無理矢理やらされるもであるという認識が強いことから、勉強ができる子どもは色眼鏡で見られる傾向があり、見ている方が卑屈になる、という印象があるように思います。

 

例えば、学級委員として選ばれるのは、ある程度勉強ができる真面目な生徒と決まっているように思いますが、そこには高慢でプライドが高い印象が任期が終わるまで付いて回ることになりがちです。つまり、日本では学校の成績と性格の悪さが比例しているように見られているということです。

 

私自身、7歳からアメリカのボーディング・スクールに通っていました。しかし、そこには世界中から集まったいわゆる「優等生」しかいなかったわけです。その後、帰国子女として日本の高校に入学が決まり、授業を受けてみると日本の不思議な光景が目に飛び込んできました。

 

当然、クラスの中に一人優等生がいましたが、イメージとしては「先生の言いなり」のような存在であったと思います。また、「真面目」に思われていたようにも思います。そんな彼が先生に対して少しでも反抗的に振る舞うと、「勉強できるのにもったいない」と言われるわけです。

 

ところが、成績が悪い生徒たちに対して先生は、「やんちゃなくらいが丁度いい」という見方をしていたように思います。このように、優等生への風当たりは強いのですが、要領のいいだけの無能には寛容であることがあります。

 

「要領がいい」と言っても、偏差値が低いとか成績が悪いというような話ではなく、一般教養のないヤンキーが、それ自体を一種のステータスのように思っているのがおかしいと思うわけです。それなのに開き直っているのが不思議でたまりません。

 

そもそも、勉強は苦行でも何ともなく、英語や世界史なども突き詰めていると案外楽しいものです。なぜかと言えば、好きなことを勉強し、知らないことを知ることができるからです。幕末の志士たちや明治時代の偉人たちは、嫌々ながらオランダ語や英語を学んだのでしょうか?

 

現代であっても、例えば、ジャーナリストの池上彰さんは、嫌々世界情勢を勉強しているのでしょうか?ノーベル賞を受賞したiPS細胞を研究している山中教授は、本当のことを知りたいから勉強しているのではないでしょうか?

 

結局、文明というのはそういう知識欲によって発展してきたわけであって、知的好奇心のない人間というのは生命活動を放棄していると思われても仕方がない部分はあると思います。新しいことを学ぶということで、人の根源的な幸福に繋がっていくのは明らかです。

 

事実として、語学だけではなく、どんな勉強も楽しいもので、知的欲求を満たしてくれます。だからこそ、勉強の否定は知識欲によって進歩してきた文明への否定でもあるということです。第一、楽しそうに勉強してる人が生き生きできる環境にしなければ、文明は退化していく一方です。

 

このままでは、勉強好きの居心地が悪くなるしかなく、もっと勉強そのものの楽しさを理解すべきです。これ以上、勉強ができる人(好きな人)への風当たりが強くなるとすれば、日本から優秀な人は海外に出てしまう可能性もあります。

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