とにもかくにもウェブサイトだけど単に作れば良いというものでもありません。時期にもよりますが、現在私の教室では毎月平均約10件、多い時は20件以上の無料体験レッスンの問い合わせがあります。
もちろん、これは決してとても多い数字とは思いませんが、個人運営の教室にとっては良いペースの数です。ありがたいことに、年間を通して継続的に入会もしていただいています。問い合わせの8割以上は、教室のホームページ経由、つまり、私にとって、ホームページは24時間無償で働いてくれる営業マンなのです。
教室を新規開校した際、地域への認知を高めるための販促活動はいろいろとあります。たとえば、
1.チラシのポスティング・フリーペーパーの広告・差し込み広告
2.幼稚園・小学校・駅などにぎやかな場所でのチラシ配布・無料・ワンコインで実施するイベントを開催
3.春休み・夏休みの短期講座を開講する
4.期間限定で体験申込者に、プレゼントを用意する
など開校時、近辺へのチラシのポスティングはある程度効果があるかもしれません。また、近隣の幼稚園・小学校での入学式・卒業式などのイベント時を狙ったチラシ配布もある程度の認知度を上げることができると思います。
しかし、販促活動というのは一度きりではありません。継続的に販促活動をする際、上記のような様々な活動の掛け合わせができるのはもちろん理想です。毎週チラシをウン百枚まいて、地域のフリーペーパーに広告を載せて、小学校のイベント時に足を運んで果たして個人運営の教室にとって、この方法は物理的にも資金的にも可能なのでしょうか?
「それができるほどリソースも資金もない」というのが現実かと思います。私も一時期はそういった活動を試みましたが、とてもじゃないですが、体力的にも、時間的にも、もちろん資金的にも持続できる方法ではありませんでした。
また、費やしたエネルギーや時間に対する効果というのも、目に見えて分かるようなものではありませんでした。 私たち個人運営の教室は、一番効果が高いものにエネルギーや資金をフォーカスし投資すべきなのです。それはやはりウェブサイトです。
「おいおい、このご時世そんなの当たり前。もうとっくに作っています」という方、それはあなたにとって営業マンとして大活躍してくれていますか?それとも何十億もの情報の海に溺れたサイトになっていませんか?
ウェブサイト、単に作れば良いというものではありません。英会話教室であれば、ウェブサイトの最大の目的は、「興味をもってもらい、体験レッスンに申し込んでもらうこと」です。もしあなたのサイトを訪れた見込み客に対し、体験レッスンの申し込みまで誘導できていないのであれば、そのサイトは営業マンとは言えません。
もしあなたのウェブサイトの月間訪問ページ数が20ページ以下の場合、まずは訪問者数・閲覧数を上げる対策が必ず必要です。その前に、あなたのウェブサイトに月間何人が訪れ、どれくらいのページが閲覧されているのかさえ知らなければ、必ず統計をとってください。統計をとるには、Google社が提供する Google Analyticsという無料のツールがあります。 |