日本に関して最もショッキングなことの1つは、6年もの間、学校で英語を勉強してきたにもかかわらず、まともに英語が話せる人がほとんどいないことです。
皆さんは中学・高校と6年間英語の授業を受けましたね?現在は小学校3年生から英語の授業があります。そして、流暢な英語を話せますか?
小学校で漢字を6年間勉強して、1つも書けない姿を想像してみてください。では、なぜ日本人は英語を話せないのでしょうか?
思うに、その理由は受験のためにがんばっていただけで、かしこく勉強してなかったからなのです。あなたが頭に置いていた目標と狙いは間違っていたのです。
今までずっと日本の中学や高校の英語教育のシステムは明治時代の発想を基にカリキュラムが作成されていました。
その時代、人々はコミュニケーションのために英語を学んだのではありません、コミュニケーションの相手となる人が今よりもっと少なかったわけです。
当時の目的は外国の知識を日本に取り入れることでした。人々はドイツ語、英語またはオランダ語(蘭学)で書かれた軍備や医学、農業や工業技術に関する本を読んでいたのです。人々は文法を詳しく分析し、誰もが読んで理解できるように日本語への翻訳に取り組んだのでした。
あなたが中学・高校で教わった英語は、多分そのようなものです。そのよう学習方法で日本は今まで成功を続け、世界に名立たる超ハイテク大国となり、経済大国の座を勝ち取ったのです。しかし、今はもう明治時代ではありません。
今はコミュニケーションの時代になりました。
残念ながら中学校の教育システムもまだ落ち着いてはいません、でも今後かならず大きく変化していくでしょう。だから、高校で習ったことはあまり役に立たないと気づいてください。
だからと言って今まで過ごした時間を悔やまないで下さい、少し目標が的外れだっただけなのです。
今、状況は変わりました。新たな目標に向かって、新たな気持ちで、決意も新たにゴールを目指すことになるのです。
1日15時間英語を勉強しようと決めたら、一体どうなるでしょうか?上手くいくのでしょうか。
では、1日15時間野球やサッカーの練習をするとしたら、どうでしょう。はじめのうちは少し進歩が見られるでしょうが、しばらくするとただ疲れるだけになるはずです。
1分1分増えていくとしても、1分1分が価値あるものでなければならないのです。
単純に時間に注目したり、CDを何枚聞いたかを気するのではなく、賢く学びましょう。
決して猛勉強は必要ありません。
5分間しっかり集中して練習することは、だらだらと何時間も文法を勉強するよりもずっと価値があります。
時間は大切です。決して取り戻すことはできません、だから賢く学びましょう。
これらの時間が積み重なったらどうなると思いますか?
1円貯金するごとに、1分勉強するごとに、あなたはどんどん素晴らしい英語スピーカーへと近づいていくのです。
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