JR北海道社員など「一時帰休」へ 利用客激減で 新型コロナ
(出典:2020年4月15日 NHK NEWS WEB)
私が住んでいる北海道札幌市では、地下鉄や電車など交通機関の利用者が減っています。特に、JR北海道は5月6日まで942本の特急を減便するなど、すでにコストの削減に乗り出しています。
バスの利用者はあまり変わりませんが、乗客のほとんどはマスクを着用しています。アベノマスクが自宅まで郵送されているようですが、恥ずかしくて誰も着用しないかもしれません。皆、「施し」を受けて奴隷呼ばりされたくないはずです。
また、病院では予定していた手術が高齢であったり、透析治療を受けている患者の手術は延期されるようになっています。手術前の検査であっても、呼吸機能検査が出来なくなりつつあります。確実に医療水準は下がってきており、病院内にコロナウイルスに感染した患者がいる状態です。
新型コロナウイルス感染症と危機管理
(出典:2020年4月14日 リスク対策.com)
危機感が無いとはこのことで、そもそも重症化しなければPCR検査を受けさせてもらえないことや、明らかに症状が出ていて体調が悪いのに入院させてもらえないというのは問題があります。
東京や横浜からは、「咳きこんでいる人を見かけた」という情報が来ています。20代~50代までの男性が多いようです。緊急事態宣言後も、居酒屋チェーンに飲みに行ったり、ナイトクラブやバーに行ったことで感染したものと思われます。
女性でも、止まらないほど咳き込んでいた人がいると聞いています。しかも、路上や電車内で肺が潰れるほど咳きこんでいるというわけです。多分、3月後半まで東京都内に住んでいる人々は、「北海道や大阪、そして海外で流行している病気」と認識していたものと思われます。
マスクせず仕事「今思えば恐ろしい」全柔連、集団感染か
(出典:2020年4月14日 朝日新聞)
いずれにしても、危機管理の意識が低かったということです。これからは、東京都民でなくても、都内に勤務していた人や東京在住者の多くが感染し、命を落とすことになるかもしれません。今や、誰であっても感染している可能性があります。
それでも、家族にうつさないように、家族が感染しないようにできるだけ免疫力を高める生活を続けながら注意をしていくしかありません。
新型コロナウイルスの特徴は、鼻や口から感染することが多いですが、ウイルスは鼻の鼻腔に一旦止まり、くしゃみや咳などから他者にも感染させていきます。感染から重症化するにはステージが4つあります。
新型コロナの典型的な症状と受診する目安は?
(出典:2020年4月4日 Yahooニュース)
まず「ステージ1」として、大気中には感染者の吐く息や声などで飛沫が霧状になって室内空間に漂うため、これを吸い込んだり、目の結膜に付着して感染することもあります。次に、鼻孔から咽頭にウイルスは流れ込み、咽頭で免疫細胞に感染して喉が痛くなります。
しかし、ウイルスは免疫反応(退治)を逃れて体内全身に回り、肺や腎臓、胃腸などで増殖していきます。増殖する際に、内臓の細胞を攻撃してきますが、肺全体が炎症を起こし、腎臓に移行したウイルスは尿から排出、さらに腎臓を攻撃していきます。
男性の場合、ウイルスは精巣にも移動するので生殖機能の不全などの後遺症を残すこともあります。「ステージ2」は、胃や腸に排出されたウイルスは胃腸内で炎症を起こし、下痢などからウイルスを下水道(外部)に垂れ流していくことです。
そして、「ステージ3」は38度以上の高熱が出て、最終的に肺炎や内臓機能の不全を起こして命を落とすことです。治療の甲斐あって何とか生還したとしても、ウイルスが破壊した肺組織や臓器細胞は決して元通りにはならないので、後遺症でその後も苦しむことになります。
これまで諸外国の医師や研究者が発表した情報をまとめ、新型コロナウイルスの性質から考えると、一度体内に侵入したウイルスの完全駆除は難しい可能性があります。「ステージ4」は、PCR検査で陰性になったとしても、体内に少量のウイルスが残ったまま生き続けるということです。
この場合、免疫力が低下した時に再び症状が出てくる可能性があります。ステージ2から3への移行は想像するよりも速く移行するので、中国・武漢の現地動画のように突然倒れて絶命することもあります。
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