TRUMP WHITE HOUSE WEIGHING PLANS FOR PRIVATE SPIES TO COUNTER “DEEP STATE” ENEMIES
(出典:2017年12月5日 The intercept)
米軍と共に「Q」が、トランプ陣営の中心的な勢力であることを示す具体的な証拠はまだ提示されていません。しかし、トランプは「ディープステート(DS)」に対抗するために、「Q」というスパイを使っている可能性があります。
実際に、CIAやFBIなどの情報機関はDS側についており、当時、ポンペオをCIA長官に任命したトランプ大統領はそれでもCIAから情報を得られなかったわけです。そのため、ポンペオCIA長官は独自のスパイ・ネットワークの構築を計画したのかもしれません。
このネットワークは、ポンペオCIA長官とトランプ大統領にだけ報告されるようになっており、ネットワークを構築したのは元軍人の将校たちを中心とした愛国者であると思われます。
ポンペオCIA長官とトランプ大統領にだけ報告するネットワークは、大口献金者などの資金で調達し、NSAが実動部隊として動いたかもしれません。今後、具体的な証拠があれば報告する予定です。
danscavino(トランプ政権のSNS担当者ダン・スカビーノのアカウント)
(出典:Instagram@danscavino)
いずれにしても、「Q」は十分な情報操作をするためのスキルを持っており、ネット掲示板で投稿を見たものをトランプのファンに引き込んでいきました。「Q」だけでトランプは、昨年11月のアメリカ大統領選挙を戦ったと言っても過言ではないほどです。
私たちAtlasは、2018年頃から「Q」を立ち上げたチームが行っている情報操作を見てきましたが、このような高度な情報操作ができる組織の中には、専門的分野の高い元情報機関の集団であるのは明らかです。
また、「Q」とその世界観は世界的な抗議運動のきっかけとなり、ヨーロッパ各地では共通したシンボルとしてTシャツなどを着た人々が集会で主張しています。日本でも、トランプを英雄と見なす支持者が東京や大阪、名古屋で集会を開きました。
なお、福岡で開かれた集会は統一教会が主催したもので、おそらく勧誘のために開いたものと考えられます。今後、札幌などの地方都市でもトランプ支持者による集会が行われると思います。
さて、トランプが退任した今、このネットワークがまだ存在しているのかどうかです。首都ワシントンD.C.の厳戒態勢の中、1月20にバイデン政権が発足しましたが、不審な点が多く見受けられます。
How Biden has changed the Oval Office so far
(出典:2021年1月23日 msn news)
「Q」は、何度か「キャッスル・ロック」という言葉を使っていますが、これはトランプ大統領と映画制作会社のことかもしれません。
映画制作会社のキャッスル・ロックは、ハリソン・フォード主演の「今そこにある危機」やクリント・イーストウッド監督作品の「ニクソン」で大統領執務室のセットが使われていました。このセットは、本物と見違えるほど精巧なのでバイデンが使っているかもしれません。
キャッスル・ロック・エンターテインメント
(出典:ウィキペディア)
今の時代は、大統領執務室のセットなど簡単に作れるので、ハリウッドが就任式と現在の状況を演出していたとしても何の不思議もないわけです。
さらに、1月22日にパトリオット(愛国者)党が正式に設立され、トランプを大統領候補として挙げていますが、トランプの復活を信じていない支持者たちに希望を与えるために演出しているように思います。
今後、「Q」のネットワークが存続するのであれば、トランプをリーダーとする情報操作はバイデン政権下でも続くことになりそうです。この情報操作は、世界的な抗議運動のシンボルとしてトランプを後押しすることになるでしょう。
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