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欧州の感染拡大、「非常に心配」とWHO 各国で規制に抗議
(出典：2021年11月21日 BBC）
ヨーロッパを中心に拡大するワクチン接種の義務化とワクチン接種証明書（パスポート）への大規模な抗議デモが起きています。
一方、諸外国と比べて異常に感染者数が少ない「例外中の例外である日本」では、新型コロナウイルスの感染拡大が2ヵ月以上も落ち着いています。8月後半の第5波のピーク時には、1日2万5000人の感染者数を記録していました。
現在、50人前後まで感染者数が減り、人口が少ない県では感染者数ゼロを更新中です。感染者数が多かった首都圏や関西圏、北海道などでも、一桁台が続いています。
そのような状況の中、大都市の繁華街や観光地では多くの人で溢れており、まるで2019年に戻ったように錯覚してしまいます。しかし、世界で日本だけが稀な状況にあり、欧米諸国や韓国などでは感染爆発が始まっており、過去最多の感染者数が出ています。
特に、ヨーロッパ諸国ではワクチンの平均接種率70％前後であるにもかかわらず、感染拡大が止まらなくなっています。こうした状況に対応するため、交通機関の使用や公共の場所に入るのにワクチン接種証明の提示を求めるようになりました。
実際に、ドイツやフランス、イタリアなどでは未接種者を排除し、感染者が多い地域をロックダウンしたり、さらに全国民へのワクチン接種の義務化を視野に入れた強い対応を取るようになりつつあります。
感染再拡大の欧州 各地で規制強化に反対するデモ(2021年11月21日)
(出典：2021年11月21日 Youtube@ANNnewsCH）
感染者数が増えているオーストリアでは、未接種者を閉じ込めるために2022年2月からワクチン接種の義務化に踏み切りました。当然、政府の対応に対し、国民の激しい抗議運デモが起きるようになりました。
首都ウィーンでは、レストランやマーケット、そしてスポーツイベントなどへの入場に必要なワクチン接種証明書や接種の義務化などに反対した3万人以上が集まり、それに乗じた極右グループが暴徒化しました。
また、デモ参加者にはナチス・ドイツがユダヤ人に身分証明としてバッジの着用を強要したことにちなんで、黄色い星を服につけていました。オーストリアやドイツでは、ネオナチや極右政党の活動が盛んに行われています。
現地の動画を観ていると、ドイツ語の「フライハイト！（自由）」やフランス語の「レジスタンス！（抵抗）」、その他、「リベルテ！（自由）」と大声で唱え、自国の国旗を振りながら笛を吹いて抵抗しているのがわかります。
コロナ規制に対するデモ暴徒化 オランダ・ロッテルダム
(出典：2021年11月21日 Youtube@FNNプライムオンライン）
他方、オランダやスイス、クロアチア、イタリア、北アイルランド、北マケドニアでも、政府のワクチン接種と感染予防のための行動規制対し、大規模な抗議デモが行われました。
特に、オランダのロッテルダムではデモ参加者が近くにあった車を燃やしたり、道路標識を壊したり、警官に向かって花火を打ち上げるなど一部が暴徒化し、警察がゴム弾を発砲したことから数人の負傷者が出ていると報道されました。
しかし、実は国によってワクチン接種の義務化に反対していないことがわかりました。例えば、イギリス国民全体の62％がワクチン接種証明書制度を支持しています。反対する人は25％であることから、このままスムーズに導入されていく可能性があります。
アメリカ ワクチン接種義務化支持は55％世論調査
(出典：2021年11月11日 NHK NEWS WEB）
調査会社のモーニング・コンサルトと政治専門サイトのポリティコの世論調査では、接種の義務化を「強く支持する」が35％、「ある程度支持する」が20％で55％と半数を超えたと報道されています。
それに対して、「強く反対する」が31％、「ある程度反対」が9％で40％で、支持が反対を上回っているようです。しかし、「世論（よろん）」とは政府の方針であり、「世論（せろん）」は民衆の集合的な意思です。
NHKの報道内容というのは、あくまで政府の方針であることを知る必要があります。イギリスでは、65歳以上の70％が3回目接種の義務化を支持し、反対する人は20％しかいないと報道されています。
さらに、70％がレストランや公共交通機関を利用するリスクの高いと人々へのワクチン接種義務化を支持しています。政府の方針に最も賛成しているのは高齢者ですが、20代の60％も賛成しているようです。
ヨーロッパでは、ワクチン接種の義務化や証明書制度に反対しているのは30％程度であり、アメリカの40％よりも少し少ないことがわかります。だから、日本の10％というのは、明らかに「集団洗脳」が成功した結果であると思います。
そもそも、ワクチンを接種すればコロナに感染しないということであれば、未接種者にも感染しないということです。しかし、実際にブレークスルー感染（接種者が感染している）が起きていることが確認されています。
だから、賢い人なら政府やメディアがなぜ「ワクチン接種キャンペーン」を大々的に実施してきたのかがわかると思います。1回でも接種した方は、一刻も早く解毒を始める必要があると思います。
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2021年12月10日
