15年ぶりの「クリスチャン宰相」 18歳で洗礼受けた石破氏、一方で浄土宗や神道も敬う
 (出典:2024年10月7日 産経新聞)
石破茂首相は、18歳の時にプロテスタントの教会で洗礼を受けたクリスチャンであり、カトリックの麻生太郎元首相(自民党最高顧問)とはどうしても馬が合わないようです。
このままでは、自民党は過半数割れして政権を奪われそうですが、もし自民党が27日の総選挙で勝って、11月5日の大統領選挙でドナルド・トランプが勝てば日米首脳会談でその姿を見れるかもしれません。
アメリカ人のトランプもプロテスタントのクリスチャンであるとのことですが、信仰を持っているかは定かではありません。ペンシルベニア州バトラーでの演説中に暗殺未遂事件が起きて以降、熱狂的なトランプ支持者たちはトランプを救い主だと見るようになりました。
トランプ氏、通訳抜きで麻生氏と会談し「日本のことは好きだ」…記念品に「金色の鍵」贈る
 (出典:2024年4月25日 読売新聞)
今年4月、麻生はニューヨーク・マンハッタンの中心部にあるトランプタワーを訪問し、トランプと会談し、最後にトランプから会談の記念品としてホワイトハウスが描かれた木箱に入った「金色の鍵」をプレゼントされています。
長く財務大臣を務めた麻生は、一言で言うと財務省の代表者のような存在であり、この鍵を使って自由に米国債を売却することが可能になったのかもしれません。しかし、確執がある石破が首相に選ばれたことで、もはや日本のキングメーカーとは言えなくなりました。
【インタビュー】衆議院議員・石破茂氏 「自分だけが正しいのではなく、お互いを受け入れ合うことが争いをなくす第一歩」
 (出典:2018年9月5日 CHRISTIAN PRESS)
一方、曾祖父からのクリスチャン一家で生まれた石破は、子どもの頃から聖書を読み、教会に通っていたと4年前の「クリスチャン新聞」で紹介されています。近年は、プロテスタント系教会のの講演会でゲストとしてスピーチに立つことも多いとのことです。
自民党新総裁に石破茂氏 4代目クリスチャン
 (出典:2024年9月27日 クリスチャン新聞)
また、最近は「クリスチャン新聞」でクリスチャン政治家として、クリスチャンの集会に招かれ、挨拶する中で、自らの信仰、また政治姿勢についてインタビューに応えています。様々な媒体に登場する石破を分析した結果、基本的には平和主義者であると思われます。
石破茂氏、「世界の指導者と平和を祈ることを諦めない」 第19回国家朝餐祈祷会
 (出典:2019年6月18日 CHRISTIAN PRESS)
例えば、「日本の政治の世界で宗教について語られることはあまりありませんが、世界の指導者と宗教について語ることができれば、日本のあり方も変わるかもしれません。世界の指導者と共に、民の前に罪人であることを覚え、世界の平和を願うことを諦(あきら)めてはいけないと思うのです。自由で、平和で、豊かで、人権が尊重されるこの日本が次の時代も続くように、神様に愛される国を作るべく力を尽くしていきたい。そう思っております」と、発言しています。
さらに、「私自身は自分がいかような者であるとも思っておりませんが、『御心にかなう者であれば、御用のためにお用いください』とお祈りできることは幸せなことであると思っております。」とも発言しており、石破は政治家という職業を神から与えられたと、本気で考えているように見えます。
それに対して、トランプも子どもの頃から教会に通っていましたが、大人になってからは自分のビジネスに集中するようになり、決して信仰心が篤いとは言えません。アメリカのプロテスタント教会には、大きく分けて長老派と福音派がありますが、支持を得るために利用しているとしか思えないわけです。
2016年の大統領選挙で当選した時、最大の支持母体は福音派の有権者たちでした。当然、長老派の有権者たちからもある程度の支持がありますが、バプテスト(福音派)である私でさえその違いがわかりません。
トランプのSNS投稿を読んでいると、神や信仰を持つ有権者を利用しているのか、それとも本気で神(イエス・キリスト)を信仰しているか、このことはアメリカ人であれば相当重要なことですが、トランプに投票すると判断するのはひとり一人の有権者が決めることです。
プーチン大統領 メラニー・トランプさんとの会話に満足 露大統領府報道官
 (出典:2017年7月17日 SPUTNIK日本版)
今、SNSなどで噂になっているのが、トランプの妻であるメラニア夫人がロシア革命の時に滅亡したロマノフ家(ニコライ2世)の娘アナスタシアの子孫で可能性です。もし本当にそうなら、トランプはアメリカだけでなく、世界を大きく変える役割を与えられているかもしれません。
だから、暗殺未遂事件以降のトランプを「救い主」であると、本気で信じているアメリカ人が大勢いても不思議ではないと思います。映像で見た通り、ライフル銃の弾丸を寸前でかわすことができたのは神業としか言いようがありません。
メディアは、世俗的で自分勝手なトランプの印象を世界中の人々に植え付けてきましたが、本当のトランプは信仰心に篤く、スピリチュアルな現象に惹かれる人かもしれません。そもそも、使命や役割を与えられる人は意外な人物です。
新約聖書 ルカによる福音書15章
 (出典: Word Project)
歴史を振り返ってみると、神からリーダーとして選ばれるのは、少し前まで放蕩三昧でいい加減な人物であることが多く、自分自身で自覚してから性根を入れ替えるというパターンが多く見られます。
石破とトランプがそのような人物であればいいのですが、もしそうでないなら様々な意味で希望が失われます。最後に、私自身についてですがどこまで冷や飯を食わされ続けるのか見当もつかず、途方に暮れる毎日を送っているのが現状です。
|