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新元号の「令和」とは、日本の国書である万葉集より出典しています。この2文字は、万葉集第五に収録された「初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」から拝借したと発表されています。
この歌は、大宰府の長官・大宰帥だった大伴旅人が「梅花の宴」で詠まれた梅花の歌三十二首の序文にあります。
しかし、元号の制定は、政治家や知識人などが決められるものではなく、意見さえも言えないというのが本当のところです。なぜかと言えば、政治家も皇室も互いに異なる勢力であって、厳しい階級制の世界があるからです。
令和を巡り、国内で密かに囁かれていることは、万葉集という国書であっても引用された詩は、後漢（現在の中国）が元になっていることです。この文選に引用された詩は、張衡（紀元後78～139年）が著した帰田賦（きでんふ）にあります。
つまり、「令和」は日本の詩ではなく、2つの異なる次元の意味が込められているということです。一つ目は、低い次元の意味です。まず、万葉集が完成した頃は律令制の時代であり、「律」は刑法、「令」は行政法という意味があったわけです。
「令和」とは、「令をもって和となす」ということで、「行政法で支配する世の中にする」という意味です。行政法というのは、役人自らが独断で決められるものが多く、強権的な権力志向の世の中になる、という意味が含まれています。
要するに、これまで7年ほどの安倍政権以上に、私たち日本国民が搾取されていくという世界を指しているということです。
二つ目は、高い次元から込められた意味です。ヒントは、「初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」の中、「梅の花」にあります。「うめ」とは、「うの目」です。その意味を知るためには、「阿吽（あうん）」を理解する必要があります。
梵字（サンスクリット語）の12字母の初めにある「阿」と終わりにある「吽」。密教では、この2字を万物の初めと終わりを象徴するものとし、菩提心と涅槃などに当てています。仁王や狛犬などにみられる口を開いた阿形(あぎょう)と、口を閉じた吽形(うんぎょう)の一対の姿も同じです。
「阿吽」とは、仏教用語で宇宙の始まりと終わりを意味し、口を閉じた「吽」が無を表し、無から始まった宇宙は、口を開いた「阿」が有となり終わるサイクルを指しているようです。そして、「うのめ」はその途中段階で、口を閉じた状態からン～と声を出しながらア～と変化する途中であるというわけです。
「要するに、「令和」の令とは、「零（れい・ゼロ）」を指しており、これまで結んでいたものがいよいよほどけて、新しい宇宙創成の始まりを迎えたというメッセージということです。結んできたものは時間ということから、その時間という概念を考え出し、人類を管理してきたのが「皇室」に他なりません。
「冷静に考えてもわかるように、これまで私たちはいつも時間に管理され、労働させられてきました。今回、今上天皇は生前退位するわけですが、実は生前退位は今上天皇が初めてではなく、2013年にはローマ法王であるベネディクト16世が突然、生前退位を発表しました。
「「法王」「王族」そして「皇族」は、それぞれ異なる時間を管理してきており、バチカンのローマ法王は西暦で管理し、イギリス王室は1日のグリニッジ標準時で管理し、そして日本の天皇は元号で管理してきたということです。
「2013年のローマ法王と2019年の天皇の生前退位、そしてイギリスのEU離脱騒ぎなど、全て時間の支配による終焉を意味しているものと考えられます。世界中の国体勢力、支配者たちは時間の支配を放棄せねばならない時がいよいよ来たことをよく理解しており、何とか逃げ出そうとしていることがうかがえます。
「私自身、2019年は自然の流れに恐れたり、憎んだりしないようにしたいと考えています。なぜかと言えば、それこそが国体勢力の思う壺だからです。さて、皆さんはどちらの「令和」を選択するのでしょうか。そして、それは私たちの意識次第で決まってくるわけです。
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