日本人の中でもグローバルマクロ(国際的な資金循環)について真実を解き明かしているインサイダーがいることはあまり知られていないようです。
世界基準ではすでに明らかになっていることを、英語やドイツ語、中国語が堪能な方が地道に伝えている有料の会員制サービスから無料情報サイトまでがあります。しかし、それでも誰かが簡潔に書き、伝えなければならないわけです。
アメリカにはWall Street Journal(ウォールストリート・ジャーナル)という金融・経済専門の新聞があり、日本の日本経済新聞のように企業経営者や機関投資家が毎日読むような新聞が、ネット版と併せて発行されています。
日経とは異なり、WSJの記事には、時々重要なことが書かれていることがあります。それは2020年のアメリカ大統領選挙での民主党候補は誰かが書かれているわけではないのですが、リテラシー能力が高く、日本語を鋭く読める能力のある人にはわかるはずです。
米中貿易戦争、解決のキーマンは王副主席か
中国の王岐山副主席はアメリカに舞台裏でメッセージを伝達する役割を果たしていると報道されています。ようやく中国で最も大物である政治家が表に出てきたわけですが、王副主席はいきなりアメリカの最深部の急所に手を突っ込んでいるように思います。
王副主席は、これからトランプ大統領と政治や経済で演出を行っていくことが明らかになっています。しかし、この勝負の行方についてはマスメディアなどで報道されることはないはずです。そして、トランプ大統領に向かって様々な攻勢を仕掛けていくことになりそうです。
つまり、これまで大人しくしていた中国がアメリカやトランプ大統領に対しては簡単に負けることがない王副主席はトランプ大統領や政権によって厳しいものになるのは間違いないと思われます。結局、初戦である米中の貿易戦争と通商交渉では中国が負け、トランプ大統領が勝ちました。
今現在も両国は攻勢を仕掛けていますが、中国側の先陣を引き受けた劉鶴副首相は5月に開催されたアメリカとの通商交渉で完敗しました。そして、7月から王副主席が動き出したというわけです。
この25年の間、中国はあらゆる分野の最先端技術を世界中から取り入れて自分のものにしてしまっています。だから、アメリカに対しても決して下手に出ることはなく、一帯一路戦略を軸にアフリカや南米、そしてアジア各国の華僑から遠回りにアメリカ覇権を包囲していくことになります。
さらに、トランプ大統領に押し込まれている欧州諸国も知らないうちに中国側に寄り添いつつあります。すでにロシアやトルコ、イランなどの大国も中国側と同盟関係にあります。というわけで中国がトランプ大統領の攻勢を受け止めてからが本当の闘いということです。
相手がトランプ大統領ということで持久戦になることが予想されています。初戦では、トランプ大統領がいつものように激しい駆け引きを仕掛け、裏から手を回し、相手を脅しておいてから落としどころを探っていました。
しかし、もはやトランプ大統領の手口は今でもう世界各国で研究されており、得意の恫喝や裏から手を回して相手を交渉に引き込むというやり口は通用しないかもしれません。それでもアメリカ国民はドナルド・トランプを支持する必要があります。
なぜなら、アメリカの国内政治ではアメリカ民主党内に大きな影響を与えている軍産複合体や共産主義者たちがいるからです。さらに、リベラル派の中にもヒラリー・クリントンを筆頭にアメリカの覇権主義を維持したいと考えている勢力でもあるわけです。
それはアメリカのマスメディアの報道を見ていると分かるとおり、FBIやCIAなどの諜報機関の中にはそれぞれ数百人の幹部たちが共産主義を教義としているからです。そして、そのマスメディアの幹部の中にも大勢の共産主義者が存在しているとされています。
もはや宗教的な共産主義の教義を持つ勢力はヨーロッパにも存在しているため、トランプ大統領をサポートしているペンタゴン(国防総省)や隠れ多極主義者たちがこのような暗闘の中で、決して優勢という判断を出すことはないままの状態が続いているということです。
さらに、このような共産主義者は日本にも存在しており、奇しくも政治家のトップとして安倍首相が中心となって日本の政治権力を握っているというわけです。今現在も安倍政権という形で私たち日本人は日々生活しているということです。しかし、誰もこのことを怖くて言わなくなってしまっています。
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