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ドナルド・トランプの恐るべきビジネス感覚と外交技術③
「取引や駆け引きによって相手に勝った側が正しいという論理」

7月16日にヘルシンキでアメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領が首脳会談を開催しました。

 

日本のマスメディアでは合意内容が一切報道されていませんが、イラン軍をシリアから撤退させるようにロシアはイラン政府に圧力をかけ、その見返りにアメリカはロシアのクリミア半島の領有を認めるという取引きをしようとしています。

 

今のトランプ大統領には、世界政治=外交ではこれぐらいの手しか他にないように思われます。なぜなら、アメリカは北朝鮮すら空爆できないのに、その約5倍の軍事力を持つイランがすでに秘密に保有している核保有の問題を排除することなどできないからです。

 

イランからイスラエルは短距離核弾頭ミサイル程度で届く1300キロしか離れていません。いくらアメリカが世界各国に向けてイランにある石油の輸入を禁止し、イランと取引している欧州諸国や日本を脅したところで、イランは経済的に困りはしますがそれでもインドと中国に石油を売ることができるわけです。そのインドと中国もイランから喜んで石油を買うでしょう。

 

一方、北朝鮮についてですが、中国が本気で怒り出すまでの間は北朝鮮は核開発を続けると考えられます。今のところ中国の習近平主席は北朝鮮の金正恩が自分に進んで屈服したことを喜んでいるように見えます。

 

3月に突如始めた金正恩の北京詣によって、2000年以上も続いてきた長い漢王朝時代からの臣下の礼の伝統に従って、朝貢国として中国に従属する態度を示しました。 

 

習近平主席は、北朝鮮がこのように自分に臣従してくれればそれで満足なのかもしれません。しかし、北朝鮮が核兵器の保有を許すほど習近平主席はお人好しではないわけです。なぜなら、北朝鮮の核兵器は中国にも届き、首都北京でさえターゲットにできるからです。

 

そして、トランプ大統領のもともと猟奇的な性質から考えても、また気が変わって金正恩に対して敵視を始め、再び元の木阿弥で軍事対決路線に戻る可能性さえあるということです。これまで数多くの駆け引きや取引きを行ってきたトランプ大統領の本性から考えると、どのようにでも勝手に自分の態度を変えることができるはずです。

 

これが、ドナルド・トランプという人間であり、このニューヨークの不動産王は自分に都合が悪くなると、すぐに態度を変え、相手を騙していきます。だからこそ、これから先の東アジア情勢はこれまでと全く同じにように緊張したまま、政情不安のまま続いていくと考えられるわけです。

 

5月頃、トランプ大統領が決意し、北朝鮮に軍事攻撃を仕掛け、強制的に核施設を破壊し、たたき壊していた方が世界にとっては今より安全であったはずですが、それをトランプ大統領はビジネスマンの本性だけで金正恩をどんなことでも自分との取引に応じさせ、そして上手に騙すという策略に出たわけです。

 

しかし、このような手法の巧妙さと手口はアメリカ国内の外交の専門家たちにもの凄く評判が悪いと聞きます。要するに、ドナルド・トランプという人物は、根っからのビジネスマンではなく、人騙しのプロということがはっきりした瞬間でもあります。

 

これまでドナルド・トランプは、不動産業やデベロッパーで歓楽地用の巨大建築物の建設が専門の実業家であって、成功した経営者という感覚がありましたが、実際には経営者というよりはもはやマフィアの最高幹部のような存在に近いと思います。

 

事実、トランプは自分と取引するすべての人間を騙し続けてきて、必ずその取引相手から取引されたものすべてを奪い取ってきたことがわかっています。私自身が20年以上も暮らしてきた経験からも、アメリカ人というのはどのような信念で生きているかをお互い公表し合いながら生きていることを知っています。

 

だから、宗教や思想信条についてもお互いに公表し合いながら生きています。その人がその人の思想や信念に忠実に発言し行動する限り、決して批判されることはありません。しかし、その人がその人らしさを変え、自らを裏切り、おかしな行動に出たら周囲はその人を厳しく批判し、非難する傾向があります。

 

ドナルド・トランプの思想や信念というのは、私たちが知る限り、駆け引きや取引をする人間として公表されているわけです。だから、すべてが駆け引きであって取引になっています。この自分の信念に忠実である限り、誰もトランプを批判したり、非難することはできないということです。

 

一般的に、アメリカでの駆け引きや取引というのは、フェアかアンフェアのルールの範囲内であれば、どんな手を使っても許される傾向があります。ただし、相手を完全に初めから騙すつもりという、チート行為として認識される場合の騙しは許されることはありません。

 

私は、ドナルド・トランプというのはこれまでそのスレスレのところを生きてきたように思います。そして、アメリカ国民はこの人物を自分たちの国の指導者に選びました。

 

今のアメリカ国民というのは、経済的にも経済的にも余裕がなくなっていて、どんなことをしてでも外国企業や外国政府からアメリカの利益を取って来てほしい、という考えで動いています。そして、その契約から生まれる経費や費用はすべて相手に払わせるということを公言するトランプ大統領を頼もしいと思っているようです。

 

このどんなこともすべて「取引や駆け引きによって相手に勝った側が正しい」という原理でトランプは動いています。このことに、私たち日本人がしっかりと理解し、トランプに対して身構える必要があるというわけです。

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