ワクチン効かない変異株の出現は「ほぼ確実」、英科学者が予測
(出典:2021年8月2日 Yahooニュース)
新型コロナウイルスの変異株が、これから感染力や毒性がさらに高くなる可能性について報道されています。
イギリス政府に助言を行う、日本の分科会(専門家会議)にような組織である「緊急事態科学者顧問会議(SAGE)」は、感染者の35%が死亡したSARSやMERSウイルスと同程度の死亡率になると警告しています。
現在、新型コロナウイルスの死亡率の世界平均は2.1%ですが、例えば2012年に中東地域で観戦が広がった「MERS(中東呼吸器症候群)」の死亡率は36%にまで達しました。近い将来、危険な変異株の出現が現実となる可能性があるということです。
また、感染力と毒性の強い新たな変異株は、いまのイギリスのようにウイルスが広く蔓延している状況で発生する可能性が高く、それは現在のワクチンを回避できるような変化を起こす可能性があるとしている。
そして、このように危険な変異ウイルスの出現は、5度目の緊急事態宣言や厳しい行動制限を強いられることにつながり、さらに大きな経済的ダメージを与える可能性があります。
特設サイト 新型コロナウイルス時系列ニュース|NHK
(出典:NHK)
専門家によると、この変異ウイルスが世界中で広がっているデルタ株と、その他の変異株が組成された時、そもそも効果がないワクチンを完全にすり抜ける「ブレイクスルー感染」が起き、もはや手の打ちようがなくなると思います。
日本でも、インド由来のデルタ株が一般的になりつつありますが、世界中から選手を呼び寄せてオリンピックを開催したことで、世界で最もウイルスの多様性を持っているのは間違いありません。
今後、死亡率が35%を超える変異ウイルスが誕生するのは、日本である可能性もあります。そうなると、私たちの社会体制を根本から変化させてしまうほどの脅威を持つものとなるに違いありません。
日本で最初の新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは2020年1月中旬でしたが、2月末には北海道が緊急事態宣言を発動しました。つまり、目に見えて感染が広がるには1か月半もないということです。
そして、昨年9月と今年1月、さらに4月と3~4か月ペースで感染の波を形成しています。それぞれのサイクルを分析してみると、発生から2か月程度で蔓延はピークアウトし、一旦下火になる傾向がありますが、その後1か月程度で再び新たな波が始まっています。
今年になって分かったことは、それぞれのサイクルで毎回違った変異株が出現していることです。1月はイギリス由来のアルファ株でしたが、3月頃に南アフリカ由来のベータ株、そして現在はデルタ株の順となっています。
新タイプの遺伝子配列、ウイルス6月に出現…東京から地方へ拡散
(出典:2021年8月8日 読売新聞)
東京大学の「先端科学技術研究センター」で分析を行っている児玉龍彦・名誉教授は、昨年9月までの第2波は武漢型から欧米型に変化したと語っています。そして、今年1月は日本型(東京から地方都市に蔓延)に移り変わり、それから変異ウイルスが広がったということです。
現在、一般的に日本では第5波となっていますが、不思議なことに波を繰り返すたびに感染者数が増えています。通常、ウイルスは感染者が増えると劣化していきますが、もしこのような波のパターンが今後も続くとなると9月中には一旦収束するものと考えられます。
一旦、3月に収束したかに見えましたが、そこから現在まで感染者数は増える一方でした。このように、収束しかけたように見える時期が2週間ほど続いた後、再び新しい変異ウイルスによる第6波が始まることになりそうです。
東京オリンピック 新型コロナ大会関連の感染者は計458人に
(出典:2021年8月9日 NHK NEWS WEB)
10月にも始まる可能性が高い第6波は、南米ペルー由来のラムダ株であると言われています。すでに世界中に広がっていますが、ペルーの選手団や関係者、そして近隣国のアルゼンチンやブラジル選手はサッカー日本代表など様々な競技で争っていました。
新型コロナウイルスは、感染者数の波が何度も繰り返されており、効果がないワクチソ接種を実施したところでむしろ感染者数は増えているように思います。死亡率と重症化率は下がったとしても、感染者数そのものがゼロになることはないのかもしれません。
終息が見えてこない今、私たちは感染予防に細心の注意を払い、少しずつでも免疫力を上げながら生活する必要があります。そして、イベルメクチンや漢方を処方してもらい、もし感染してもすぐに対応できるようにしておくべきです。
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