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トランプ氏「自分が候補者じゃなかったから」-共和党敗北の責任否定
 (出典:2025年11月6日 ブルームバーグ)
昨年のアメリカ大統領選挙で当選して以降、共和党のトランプ大統領は破竹の勢いでアメリカ政治をリードしてきました。
ところが、10月頃からニューヨーク市長選挙やバージニア州知事選挙などで民主党候補が当選するようになり、ここにきて逆襲が始まりました。11月も、ほとんどの地方選挙で民主党候補が共和党候補を破っており、トランプの命運がついに尽きた印象があります。
それに対して、共和党支持者や保守派の若者たちが結束を高めようと大規模な政治イベントを開催していますが、トランプ支持ではなくなったようです。なぜかと言えば、このままトランプを支持し続けると来年11月の中間選挙で共和党は確実に議席を減らすからです。
これまで支持されてきたDOGE(政府効率化省)も解散し、大都市への州兵派遣や不法移民の取り締まりなどの政策も反対意見が多くなりました。また、いわゆる「エプスタイン・リスト」にトランプの名前が記載されていることで、どんどん「トランプ離れ」が進んでいるわけです。
トランプ関税の合法性、最高裁判事の大半が懐疑的見解-年末に判決も
 (出典:2025年11月6日 ブルームバーグ)
さらに、年末に連邦最高裁判所がトランプ政権の相互関税が憲法違反と裁定する可能性が高く、これまで徴収した巨額の関税収入の返金を命じられることも考えられます。つまり、トランプ政権はレームダック(足の不自由なアヒル)状態になりつつあるということです。
ただし、連邦最高裁判所の判事たちはトランプが任命しており、そう簡単に判事たちが裏切るわけにはいきません。たとえトランプが嫌いでも任期終了の2028年までは我慢し、退職金を貰って悠々自適な老後を送ることを判事たちが考えても不思議ではありません。
要するに、相互関税は合法だと判決を出し、トランプ政権を支えるということです。そもそも、トランプの本当の目的は新しい国(アメリカ共和国?)を建国することであり、古いアメリカ合衆国から離脱することです。
米司法省、オバマ政権関係者に対する大陪審調査を指示=関係筋
 (出典:2025年8月5日 ロイター通信)
そのような状況の中、トランプ政権のパム・ボンディ司法長官(女性)が、オバマ元大統領や民主党議員たちを逮捕しようと、2016年アメリカ大統領選挙でトランプに対してロシアが選挙介入したという「ロシアゲート事件」の捏造疑惑について大陪審による調査を開始するよう連邦検察官に指示しました。
トランプは、残り3年で民主党やRINO(名ばかりの共和党員)から国ごと離れ、自分についてくるアメリカ国民だけで独立する気であるように思います。だから、選挙(カネ)の勝敗しか考えていない支持者などどうでもいいということです。
ほとんどの日本人も同じですが、自分の都合が悪くなると支持しなくなるというのは「金の切れ目が縁の切れ目」でしかなく、風見鶏のように有利な党や候補者に乗りかえるという愚かな人間は最終的に捨てられることになります。
MAGA派グリーン議員、来年1月の辞職表明 トランプ氏と対立
 (出典:2025年11月22日 ロイター通信)
トランプの岩盤支持層であったMAGA(アメリカを再び偉大に)派ですが、代表格で共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア州選出)来年1月に議員辞職するとの意向を明らかにしました。
その理由は、ガザ侵攻でたくさんのパレスチナ人を殺害しているイスラエルをトランプが支持しているからです。「これではアメリカ・ファーストではなく、イスラエル・ファーストだ…」とMAGA派はトランプを強く批判しています。
日本で生まれ育った日本人には理解できないかもしれませんが、アメリカ人の多くが聖書を読んだことがあり、トランプ支持者の約半数が福音派のクリスチャンであるということです。聖書には世界最終戦争の舞台はイスラエルであり、イエス・キリストが再臨する国であると書かれています。
ガザ唯一のカトリック教会が砲撃被害 3人死亡、神父含め10人負傷
 (出典:2025年7月17日 クリスチャントゥディ)
実際に、それを信じているアメリカのクリスチャンたちは未だにイスラエルを支持しています。最近、イスラエル軍がカザ北部にあるカトリック教会(聖家族教会)を戦車砲弾で攻撃し、3人のカトリック教徒が殺害される事件が起きました。
この教会は聖域と呼ばれており、カトリック教徒約500人が避難してきた数十人のイスラム教徒を保護していたとされています。それで狙われたのですが、そもそも、ネタニヤフ政権やイスラエル軍の兵士たちはユダヤ教徒ではなく、「シオニスト」です。
おそらく彼らの多くは旧約聖書を一度も読んだことがないかもしれません。だから、アメリカのクリスチャンたちはイスラエルに騙され、支持しているように見えてくるわけです。
日本のユーチューバーがイスラエルに旅行して動画を撮影しているチャンネルを観ていると、イスラエルの子どもたちが容赦なく石を投げてくるシーンがありました。彼らにとって、ユダヤ人以外は敵であるという認識があるように思います。
国民民主党・榛葉幹事長ってどんな人? 5年前の結党以来ナンバー2として党を支え「趣味は“玉木雄一郎”」 SNS上での人気高く抜群の知名度 無類の酒好きも「実は酒が好きではない。酒が私を愛している」
 (出典:2025年7月20日 FNNプライムオンライン)
実は、日本の国会議員にもイスラエルを支持するシオニストが存在しています。国民民主党の榛葉賀津也・幹事長は、アメリカのオタバイン大学に在学中、イスラエルのテルアビブ大学留学とヘブライ大学大学院へ留学しています。
それがどういう意味なのかは時間がないので詳しく説明しませんが、日本と中国の関係が悪化する中、国民民主党は「慎重論」で何も解決する力がないことが明らかになりました。むしろ日本を危険な状態に晒すような国会議員は、次の選挙で落選させる必要があります。
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