トランプ陣営、国防長官候補の変更を検討 ヘグセス氏のトラブルめぐり
 (出典:2024年12月5日 CNN)
ゲーツ氏、米司法長官の指名辞退 「政権移行の妨げに」
 (出典:2024年11月22日 CNN)
第2次トランプ政権の閣僚が指名される中、ディープステート(DS)に関係した人物は性的暴行疑惑などのスキャンダルで問題視され、司法長官と国防長官がまだ決まっていません。
この2人がDSなのか、それとも言いがかりをつけられて辞退に追い込まれたのかはまだわかっていません。少なくとも、DS人脈はトランプ政権から排除されているように思います。代わりに起用されているのが、ウォール街の「金貸し屋」とイスラエルに近いシオニストの「戦争屋」です。
シオニストといってもユダヤ系アメリカ人ではなく、ユダヤ教徒でもないようです。ただし、キリスト教徒ではあるので聖書を熟読しているのは間違いありません。基本的に、アメリカで上院・下院議員になるのはクリスチャンでなければなりません。
なぜかと言えば、有権者のほとんどが聖書を読んだことがあり、道徳や倫理観を形成しているからです。もちろん、アメリカにも旧統一教会のようなカルト宗教団体も多く、投票する際には候補者の経歴を慎重に判断する必要があります。
いずれにしても、アメリカ合衆国はクリスチャンが建国した国家であり、大統領や議員たちは聖書の上に手を置いて嘘がないことを誓わされます。つまり、表向きはイエス・キリストの教えによってアメリカは統治されているということです。
実際に、アメリカに住んでいると聖書の教えや聖句が日常生活や仕事にも影響を与えており、Living Bible(聖書は生きている)が伝わってきます。また、聖書は「国家法」の根拠とされており、アメリカ大統領はイエス・キリストの「御名」にとって権限を与えられているわけです。
「トランプは本物のクリスチャンじゃない」 アメリカのキリスト教右派、支持者の中に「違和感」じわり
 (出典:2024年5月31日 東京新聞)
ところが、今のアメリカ大統領であるジョー・バイデンに信仰心があるのかは確認のしようがありません。また、次期大統領のドナルド・トランプにも同じことが言えます。オールドメディアは、これまでトランプを不道徳な人間だという印象操作を徹底的に行ってきました。
しかし、トランプが当選した後は手のひら返しをしたように、一部メディアはトランプを褒め始めています。果たして、本当のトランプがどのような人間なのか、どういった信仰を持っていて、どのようにアメリカを導きたいのか?
トランプが《性格反対》の石破に心を開く「たった一つの可能性」…!ゴルフよりも重要視されている「2人の意外な共通点」
 (出典:2024年11月24日 現代ビジネス)
そのことは、すでに第1次トランプ政権時に見せており、多くのクリスチャンたちがトランプを好評価しています。ちなみに、トランプの母教会は日本の石破茂首相と同じプロテスタントのプレスビテリアン(長老派)です。
アメリカで最も多いのはプロテスタントのバプテスト(福音派)ですが、教会によっては聖書に書かれている教えを素直に信じ、4つの福音書からヨハネの黙示録までの預言が本当に成就すると、信じて疑わない傾向があります。
つまり、ロシアやイラン、トルコ、そして北アフリカ連合の同盟軍がイスラエルに総攻撃する「ハルマゲドン」を信じており、最後の審判(Last Judgement)とイエス・キリストの再臨(Second Coming)が起きる日が来ると信じているわけです。
私は、このコラムで何度も「ヨハネの黙示録」について言及していますが、ハリウッド映画からB級映画まで、アメリカ人が好む「〇〇アポカリプス」や「〇〇アルマゲドン」などのタイトルがついたパニック・ディザスター映画が数多く製作されています。
新約聖書ヨハネの黙示録 第1章
 (出典:Word Project)
聖書を読んだことがない日本人からすれば、洗脳されているか、信心深いかのどちらかだと思われるかもしれません。いずれにしても、聖書には約束の地にイスラエルが建国され、エルサレムにあるイスラム教の岩のドームが破壊され、ユダヤ教の第三神殿が建てられる、と書かれています。
その後、反キリスト側のロシアやイラン、トルコ、そして北アフリカ連合の同盟軍が、イスラエルとの「最終戦争(ハルマゲドン)」のために「メギドの丘(ハル)」が戦場となります。イスラエル軍は追い詰められた際、天からキリストが降臨してユダヤ人が救われるという話です。
しかし、今の時点ではイスラエルのシオニストたちはどう考えてもユダヤ教徒ではなく、ロシア正教会のほうがカトリック教会よりも正統性が感じられます。あるいは、イスラエルを総攻撃するのはロシア軍ではなく、中国人民解放軍である可能性もあります。
要するに、このように聖書に書かれていることを本気で信じているアメリカ人は、銃弾を避けるトランプ大統領を世界を救うキーパーソンだと認識しているわけです。イスラエルのユダヤ人もトランプに期待しており、それが自作自演の壮大なドラマとして本当に再現されるかもしれません。
その時、自民党や財務省を残すために、様々な増税を仕掛ける石破茂など何の役割も与えられず、静かに消えていくはずです。近い将来、世界を揺るがすような出来事が引き起こされると思いますが、日本ができることもあると思います。
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