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2010年秋頃、経営状況が芳しくないそんなモヤモヤした空気の中で、2011年3月11日14時46分に東日本大震災が起きました。
仙台にいるスタッフから詳しい事情を聞き、私は一瞬気が遠くなりましたが、その後はとてつもない衝撃が波状に押し寄せ、意識を揺さぶることが数日続いたのを覚えています。私と同様に、この国家的ショックによって目が覚めた日本人は大勢います。
ある意味、311を画策実行した勢力というのは、眠りこけた日本人を揺り動かすという虎の尾を踏んでしまったのかもしれません。信じるにたる土俵に乗っていない仮想現実ではありますが、謎めいた物事が氷解すると?八百であることなど様々なことがむしろクリアーに見えてきました。
実際に、多くの外国人講師は自国へ逃げ、日本人スタッフも配偶者が外国人であったことから迫りくる放射能を避けるように、連絡もせずに日本から逃亡しました。では、一体どうするのか？文句を言うばかりでは何も始まりません。
と、言いつつもスタッフからは文句ばかり言われ続けたわけですが、私にとって外国人や一部の日本人が遠ざかったものになったのは明らかです。実は、この時から日本と日本人の劣化は始まっていたということです。
現場には課題として残してきた案件が山ほどありましたが、次々と退職していったスタッフを尻目に私は事務処理を一人でこなすことになりました。そして、スタッフを余分に採用することを決め、全国全ての教室運営を継続することに協力してくれるようお願いをしました。
しかし、余分に多くの社員を雇用したところで、どうにもならないことくらいは分かっていました。事実として、走り出したかに見えたWebマーケティング事業部は空中分解しましたが、この頃に取り組んだ構想が「情報リテラシー・スクール」の原型となったわけです。
2019年、私は引きこもることを決め、まずは頭を整理し、生計を立てることを捨てることにしました。これまでの出来事をじっくり考え直し、私に一体何ができるか？どうするべきか？を考えているとことです。このような経営者でも、社員たちは私を励ましてくれます。
2021年、Atlasマンツーマン英会話は、横浜、名古屋、そして大阪で再び教室をリニューアルオープンする予定です。と言っても、単なる語学スクールではなく、本当の情報を読み解くためのトレーニングを同時に学べるものにしていきます。
2021年には、前にいた社員と現場で行動を共にし、ふりだしに戻したいと心から願っています。それから新たに無償で借り受けられる教室を探し始めることになります。基本的には、リーダーとして活躍できる人財を育てるためのテスト教室です。
しかし、社員たちの生活のため表看板より実益なので、当面はそちらが優先となりそうです。本当の狙いを実際に行動に移すには外国人講師はともかく、日本人社員の教育を相当しなければなりません。
これまでの約20年間、名目上は社員であったとしても、全く当事者意識がない「人間」が大勢いました。自分の仕事でさえ見過ごす「人間」がいました。もはや全てのことを他人事として考えている「人間」と一緒にいるべきではないわけです。
なぜかと言えば、当事者意識がない「人間」と関わることほど無駄なことはないからです。全てを自分のこととして前に進んでいるかどうかで、その先があるかどうかが問われつつあります。私は、これからwork（自立している「人」）として仕事をしている方々とだけ付き合っていきたいと考えています。
Job（依存している「人間」）としてただお仕事をこなしている方々を周囲に置くことは絶対にしないと決めました。そして今、私たちのこの世における役割が明らかに大きく変わり始めている真っ只中にあるだけに、改めてそう強く思うようになっています。
今後、Work（自立している「人」）である皆さんとだけその喜びを分かち合っていきたいと思っています。不平不満だけを繰り返し、指示待ちで何も考えず、ただひたすら愚痴をこぼしている非生産的なjobしか知らない可哀そうな「人間」とは、金輪際訣別したいということです。
この世の8割は「人間」であることが判断されつつあります。しかし、そのような「人間」を責めたところで意味はなくなりつつあります。そもそも私たちがそのような「人間」たちと接触する必要もなくなってきました。もうその「人間」たちのことにこだわり、悩む必要もなくなりました。
結局、そうすることで全ての呪縛から逃れることができるようになるということです。最後に皆さんにお聞きします。あなたがしているのは、Workですか？それともjobですか？
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