感染者数減少の中国、警戒感薄れ浮上するリスク
(出典:2020年2月29日 CNN)
中国共産党(政府)は、新型コロナウイルスの蔓延がピークを過ぎ、安全になったイメージを世界各国に対して演出しようとしています。
中国は、春節明け(旧正月休み)から感染拡大の影響によって、1ヵ月近く工場の生産を再開できない状況にあり、一刻も早く再開しなければ世界の工場である中国経済がいよいよ窮地に陥るというわけです。
中国共産党の公式発表では、現在、中国国内の感染者数は7万8000人で死者数は2700人とされています。しかし、本当の数字がその約50倍であるとすれば、感染者数は500万以上、死者は15万人以上ではないでしょうか?
中国のテンセント(騰訊)が1秒アップした新型コロナ情報では、死亡24589人、感染154023人
(出典:2020年2月6日 togetter)
まだ記憶に新しいのが、2月1日に中国大手企業のテンセント社がうっかり1秒だけ真実の数字を出してしまったことです。一部のネットユーザーの間では話題になりましたが、その時の数字は、感染者数15万人、死者2万4000人であったわけです。
1か月前の数字として考えると、現在までの本当の数字としてはかなり正確ではないかと思います。結局、中国共産党は情報を隠ぺいしているだけで、封じ込めに成功していないということです。
また、台湾メディアの台湾タイムスは、武漢の最前線で感染症の治療を行っている医師の関係者の話として、この医師の証言を報じています。
「新型コロナウイルスの感染から回復しても、再度感染する患者の事例が見られる」と説明しています。こうした患者は、最初の感染では自身の免疫系によってウイルスを撃退しても、心肺機能が損傷していることが多く、2回目の感染で心臓が停止し、突然死するリスクが高くなるというわけです。
大阪ツアーガイドの女性 再び陽性に ウイルス増殖か再感染か
(出典:2020年2月27日 NHK NEWS WEB)
実際に、突然死する2度目の感染者が存在しているようです。日本でも、2月上旬に感染した京都に住む中国人バスガイドが退院後に再び感染し、入院していると報道されています。
最終的に、中国共産党はこのように優れた台湾メディアや欧米の一部メディアの活発な報道活動によって、武漢で新型コロナウイルスをばら撒いた組織について声明を出すようになり、国際世論もその方向に誘導するようになるというわけです。
つまり、近いうちに中国共産党の報道官は、当初から人民解放軍が主張していたように、「欧米諸国のウイルス研究所で開発されウイルス兵器が中国でばら撒かれた」ということが、事実であるかのように報道されるようになるということです。
このような中国共産党の高度な人心操作術は、やがてアメリカの軍産複合体や諜報機関CIAが犯人であることを「公式の事実」と結論づけるはずです。
さて、新型コロナウイルスは当初考えられていたよりも危険性が高いことがわかってきましたが、3月は感染拡大のピークを迎え、4月には終息するというのが一般的な見方のようです。しかし、これとは異なった見方も方々から出ています。
The Guardian: Coronavirus 'could infect 60% of global population if unchecked'
(出典:2020年2月11日 UNIAN)
例えば、イギリスのメディア「ガーディアン」は、香港の保健当局の責任者である疫学者の予想について報じています。この疫学者によれば、新型コロナウイルスの現在の感染者数は氷山の一角にすぎなく、実際はこの何十倍も多い可能性があるとしています。
そして、新型コロナウイルスの場合、一人の感染者が平均して約2.5人に感染させているため、このスピードのまま感染が拡大した場合、世界人口の60%に感染が拡大したとしてもおかしくないとも語っています。
世界人口の60%と言えば約40億人にあたります。1920年に世界的大流行した「スペイン風邪」の罹患率をはるかに上回っていますが、今のところは可能性は全く否定できないわけです。
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