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あまりにもお粗末…松岡洋右が「国際連盟からの脱退」を宣言した「残念な理由」
(出典：2021年11月14日 マネー現代）
第二次世界大戦前の1933年、現在の国際連合にあたる「国際連盟」は当時、ロシアや清国（中国）との戦争で勝利した日本の満州国占領、つまり中国本土への侵略に対して処罰を与えるほどの権力はなかったようです。
国際連盟規約に記載されていた主な目的は、集団安全保障と軍縮によって戦争を防止し、交渉と仲裁によって国際紛争を解決することでした。当時、独自の軍隊も持たず、人種問題の解決を果たすこともできませんでした。
しかし、1933年2月24日の連盟総会では、44ヵ国中42ヵ国が満州国を承認せず、日本の松岡洋右・外務大臣がこれに抗議して途中退場し、やがて連盟脱退によって日本は孤立の道を歩むことになったわけです。
日本を除く（タイは棄権）満場一致で決議が出されたということは、日本は満州から撤退することを余儀なくされたということです。ただし、もしそれができないなら加盟国が軍事力で圧力をかけるところまでには至らなかったと思われます。
なぜかと言えば、軍事大国である日本を軍事力だけで抑え込む能力が足りなかったからです。その後、国際連盟は欧米列強のアメリカ、イギリス、フランスだけが日本に強制力を行使することが可能でした。
ロシアとドイツの軍事力はアメリカやイギリスよりも劣っており、そのまま何もできないまま国際連盟は事実上頓挫したとされています。それから7年後、第二次世界大戦が始まり、国際社会から孤立した日本はドイツとイタリアの3ヵ国で「枢軸国」を結成していくことになりました。
ヨーロッパではドイツがソ連やアメリカ、イギリスなどと戦争に突入し、日本はアメリカやイギリスを中心とした「連合国」と覇権争いを繰り広げることになりました。その間、カイロ会談やテヘラン会談、ヤルタ会談、そして終戦宣言に必要なポツダム会談が開催されています。
【インタビュー】明石康・元国連事務次長 世界の紛争解決と日本「我々の国連」に積極関与を
(出典：2022年1月31日 読売新聞）
結局、戦後の世界を決定する会議は、アメリカとイギリス、そしてソ連（ロシア）の3ヵ国によって意思決定がなされました。フランスや中国も会議には何度か参加しましたが、それ以外の加盟国は野次馬のような存在であったように思います。
つまり、国連というのは現在の国連常任理事国の5ヵ国による軍事同盟であり、この頃から日本とドイツに対する軍事同盟があったことになります。要するに、アメリカとロシア、そして中国が今でも連合国である以上、アメリカはロシアや中国とは戦争する必要がないということになります。
現在の「国際連合」は200ヵ国から成りますが、アメリカとイギリス、フランス、そしてロシア（中国）だけで世界の運命を決めている印象を受けます。ちなみに、日本も国連に加盟していますが中国に次ぎ二番目に多い協力負担金を出しています。
ところが、国連内での影響力は全くなく、ただアメリカの言うことを大人しく聞き、従っているだけです。いずれにしても、国連5大国だけが巨大な軍事力を持ち、事態を決断しているのは間違いありません。
侵攻5日目、ウクライナとロシアが協議継続で合意 攻撃激化し「戦争犯罪」の訴えも
(出典：2022年3月1日 BBC）
ロシア軍は、ウクライナ東部だけではなく、首都キエフまで「精密誘導弾や「気化爆弾」を発射させています。ほんの数日でウクライナ情勢は急展開し、ロシアが制圧した結果となりました。その後、バイデン政権はウクライナに軍隊を出さないと発表しています。
このように、欧米と日本のメディアはウクライナ情勢を西側からの視点で一方的に報道していますが、「一体なぜ戦争が起きているのか？」という根拠が全くないので、偏向報道としか思えないのが現状です。
ロシアの狙いは、領土なのか、それともエネルギー利権なのか、プーチンの支配なのか、一体何が目的なのか、明確にそれを理解するには「対岸の火事」という立ち位置であっても、ロシアが侵攻に踏み切った理由が明確である必要があります。
そのためには、報道は中立でなければいけないわけですが、その説明が一切されないまま偏向報道しているので、映像を捏造することや事前に撮影して演出することも可能となります。実際に、バイデンが発言している場所はホワイトハウスではなく、テレビスタジオです。
現在のスタジオ合成撮影技術では、本物そっくりの映像が編集できることは関係者なら誰でも知っていることです。要するに、メディアの情報はあくまでもひとつの情報でしかなく、そのメディアに正当性を持たせるためにカネをもらって演技をしている「クライシス・アクター」がいるということです。
渋谷でウクライナ人ら数百人が抗議デモ新宿ではロシア人も
(出典：2022年2月26日 NHK NEWS WEB）
先週、日本国内でウクライナ人とロシア人と名乗る人たちが戦争反対デモを行っています。例えば、ウクライナに母を残し、日本で生活している演出では少しわざとらしさを感じてしまいます。明らかに印象操作であることや、そもそも日本でデモを起こすことの意味がわかりません。
様々な人種が住んでいる欧米諸国では問題ないですが、日本国内で外国人が動くと目立ちやすくなります。ところが、外国人が集まればその中に紛れ込んで日本の世論を誘導することなど簡単にできると思います。
この戦争の抱える事情を理解できない日本人は、免疫を下げるワクチン接種以上のダメージを受けるのは確実となりました。その後、北方領土周辺からのロシアの軍事的な動きと中国の台湾侵攻が始まり、火山噴火や地震も起きてきます。
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2022年3月1日
