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私にとって第3言語であるスペイン語学習は、人生初の異文化コミュニケーション

留学生と語らう

これまでのコラム記事を振り返っていたところ、英語学習や海外留学に関する記事が明らかに少ないことに気づきました。

 

そこで、今回はアメリカの大学生であった私が1990~1994年頃に何をしていたのかについて書いていきたいと思います。まずは、日本ではまず経験できないこともあり、これらの経験は今でも私の人生に大きな影響を及ぼしていると感じています。

 

私は帰国子女として高校生として約3年間を日本で過ごしました。その後、7年以上も暮らしたカリフォルニア州サンフランシスコに戻り、ワシントン州の大学に入学する準備をしていました。それがひょんなことから地元カリフォルニア大学への入学が決まり、気がついたら大学に通うようになっていました。

 

そんな経緯ではありましたが、約4年間という長いようで短い時間の中、大学生というステータスを持ちながらも様々な経験をさせていただいたわけです。そのような状況の中、最も印象深い経験というのは、「勉強をすれば知性ではなく、理性が上がる」ということを毎日実感したことでした。

 

日本の高校では、学校のテストや受験勉強というのはある程度の積み重ねが必要です。当然、勉強をすればするほどテストの成績が上がりますが、日々成長しているという実感が湧かないものです。むしろ模試によっては点数が下がることもあります。

 

ところが、言語、つまり語学というのはそういう類のものではないということです。当時、スペイン語の授業を全くのゼロから受け、まずは単語や文法を暗記し、ランゲージ・エクスチェンジでパートナーとスペイン語で話してみることから始めました。

 

そうすると、スペイン語でアメリカ人と会話ができるという新しい発見をすることができたわけです。アメリカ人といってもヒスパニック系のアメリカ人とではありません。英語ネイティブである白人のアメリカ人とお互いの第2,3言語であるスペイン語で話すというものです。

 

カリフォルニアでスペイン語で会話できるという喜びは、日本で生まれ育った方には理解しづらいかもしれませんが、しかし考えてみてください。1ヵ月前まで全く知らなかった言語を使って現地の人々と会話することができるようになったということです。

 

英語と日本語以外の言語であるスペイン語の単語を懸命に覚え、次の日に使ってみると通じだけで、涙が出るほど嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。何がそんなに嬉しいのかと言えば、自分のレベルがゼロから1になり、10になるということでした。

 

つまり、何も分からない状態から少し分かるようになり、そして明らかに分かるようになるというプロセスを楽しむことができたということになります。しかも、スペイン語を勉強すればするだけ自分が成長していくことを感じることができるようになり、その成長を毎日感じられるという快感は、一生忘れることができないわけです。

 

私はスペイン語を勉強するまで英語と日本語を何不自由なく話し、特に親しい日本人や外国人の友達がいたわけでもなく、国際的なサークルに入っていたわけでもありませんでした。実質的に、私にとってスペイン語学習が初めての異文化コミュニケーションということになります。

 

一方、1990年前半に私が大学に通っていた頃、見た目が明らかにアラブ人の方が校内カフェテリアにいたのを見ました。自分で大量の弁当をテーブル一杯に広げていたことから、「これ全部一人で食べるの?」と話しかけました。彼は「イスラム教徒はラマダンで日中は食事できないから」と言っていたのを思い出しました。

 

それまで、イスラム教にはラマダンという断食をする教えがあることは知識として知っていましたが、まさか本当に実行している方がアメリカに住んでいるとは、それまで意識したことがありませんでした。そのような小さな体験も、アメリカで多様性を感じるきっかけになったと思います。

 

そこで私は、興味本位から彼に様々なことを質問しました。大学のカフェテリアにいることで、私はムスリムの彼も留学生であろうと思っていました。ところが、彼は大学のあるバークレーの南にあるオークランド生まれだということが分かりました。

 

彼の両親はイラン人ですが、生まれも育ちもサンフランシスコ・ベイエリアでオークランドには5年ほど前に引っ越してきたようでした。当然、白人や黒人、アジア人でもないアメリカ人がいるのは当然ことですが、生まれも育ちもアメリカのムスリムもいるということです。

 

アメリカに住んでいた時は、どうしても移民や宗教について意識せざるを得ないというのが本当のところです。日本人留学生の多くも最初はそのことなど考えたことがなく、なんの知識もないまま生活しています。

 

しかし、様々な生き方や文化背景を持つ方に触れることで、アメリカ国内のことだけではなく、この世の多くのことに気づかされることになるというわけです。

 

このように、文化や民族がるつぼの中で混ざり合っているのがアメリカ西海岸ですから、当然きちんと言葉にしないと相手に何も伝わることはありません。日本人ならば全員持っているとされる暗黙の了解など成立するわけがないということです。

 

日本では考えていることをはっきりと言葉や行動として示すことをできるだけ避ける傾向があります。例えば、何も言わずにそれとなく気遣うとかってことがありますが、アメリカではまず口に出すことから全てが始まります。

 

それによって衝突することはありますが、言葉にして伝えれば分かり合えることの方が何倍も多いのが実態です。欧米社会でそれを学び、伝えることは今でも大切なことだと私は思っています。

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