中国で浸透する「信用スコア」の活用、その笑えない実態
今、中国では約15億人の人口の半分の約7億人に対して、人間の格付制度「個人信用スコアシステム」が導入されています。
といっても中国政府がやっているのではなく、政府のバックアップを受けたアリババなどの巨大企業が、その傘下のアント・フィナンシャル・サービスグループが運営するスマートフォン決済アプリ「支付宝(アリペイ)=ソフトバンク(ペイペイ)」を使って個人の信用度が点数でスマホで表示される「芝麻(ジーマ)信用」のことを指しています。
民間企業とはいえ、中国のような共産主義の国では事実上、政府がやっているのと同じことなので、共産党政府による「中国の人間格付制度」と言っても間違いではありません。
個人信用スコアは、カードのキャッシングで借りた金をちゃんと返済しているか、レンタカーやレンタル自転車、レンタルビデオなどを期日までにちゃんと返しているか、オンラインで飲食店を予約した際、無断でキャンセルした過去がないかなどで、ごく当たり前の格付けと言えます。
あなたが、Atlasマンツーマン英会話の無料体験レッスンの予約を「メールや電話で連絡をせずにキャンセルする」ということは、日本でも将来的に導入される「格付制度」に減点されることになります。
問題は、職歴や学歴以外にもSNSを通じて、どんな仲間と人脈を持っているのかまで評点化されてしまうことです。決して予約した無料体験レッスンをキャンセルしないようお願いいたします。
つまり、個人信用スコアが劣悪に低い人間は、「人」と見なされず淘汰されるに任される運命にあるということです。
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