語学を学習できる環境がない、というのがほとんどの人の永遠の悩みになっているようです。昔から、日本では住宅事情のために、こどもの部屋はあるのですが、ご主人のための勉強部屋がありません。
しかし、ここで考えてほしいことがひとつあります。それは、勉強のための環境の中で一番重要なのは、実は心理的な環境だということです。いくら静かな勉強部屋があったとしても、時間に余裕があったしても、学習意欲がなければ何も変わらないからです。心理的な学習環境があるならば、実は場所や時間の制限はそれほど重要ではないのです。
語学の学習の時以外は、奥さんがいてこどもがいて本当に良かった、と思っていることでしょう。仕事に対しての責任感、将来の希望など独身時代とは全く違う環境があるからです。
その心の変化こそが、英語学習の意欲も高めてくれるはずなのです。例えば、語学力が会社でも認められて昇進が早まると家族にとってもハッピーなことだし、もちろん家族で海外旅行に行った時も語学は役に立つものです。語学を学習する雰囲気が家庭にあると、こどももそのうち留学したい、英会話スクールに通う対などと言いだすかもしれません。
そう、この通り、家族はすでにあなたの語学学習の理由づけにもなっているのです。そうと分かれば少しくらいこどもの声が大きくても、奥さんのテレビの音量が高くても大目に見ようという気にならないでしょうか？そして、自分が英語を身につければ、家族にとってプラスになるんだ、と思うことで家族の姿が視界に入っていた方が学習も進むことになるはずなのです。
本当に集中したいときは、近くのカフェなり、図書館なりに数時間行けばいいのです。家族がいるから頑張れる。それはなんでも同じです。語学学習だって同じことがいえるのです。
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