コロナショック緊急事態宣言で国民の発言を封じるつもりか
(出典:2020年3月10日 日刊ゲンダイDIGITAL)
4月1日に新年度が始まり、あれだけ待ち遠しかった桜の花が全国各地で咲くようになりました。ところが、感染を恐れて桜を見に集まる人がいないのが現状です。
私は、新型コロナウイルスの世界的な感染爆発は5月、6月には、一旦、収束していくと考えています。トランプ大統領が発言していましたが、アメリカでは祝日にあたる4月12日のイースター(復活祭)を目安にしていましたが、どうやら思惑が外れたようです。しかし、5月以降は下火になっていくと思われます。
ところが、テレビや新聞ではもう3か月も恐怖を煽るような情報を流し、「情報リテラシー」を持たない人々が過剰に神経質になっています。一部では、完全に集団ヒステリー状態となっており、そのようでは来年まで生きているかどうかはわかりません。
結局、何かを考えたことのない「人間」たちがパニックを起こし、現実でもSNS上でも集団ヒステリー化するというわけです。そして、その感情を利用して政治家や官僚たちがメディアを通してさらに扇動していくという構造があります。
この双方の人間たちは、こういう時に自分の日頃の愚かさや理性の足りなさが露呈することをバレないために、さらに騒ぎ立てていくものと思われます。このような状況は、2011年3月11日に起きた東日本大震災後にも見受けられました。
コロナショックへの振る舞いで見える「人の本質」
(出典:2020年3月26日 Yahooニュース)
ちょうど1日経った3月12日の夕方、福島第1原発の原子炉がメルトダウンを引き起こし、多くの人間たちがパニックになり、集団ヒステリー化が起きました。そして、その後何年も「セシウムだ」「ストロンチウムだ」などと騒ぎ続けたわけです。
原発事故の放射能漏れから9年が経ち、東北や関東地方では一部のホットスポットがまだあるにしろ、微量となった放射能では誰も命を落とすことはなくなりました。私自身、翌年の2012年に福島原発の近くまで行き、誰もいなくなったゴーストタウンを見て回った経験があります。
当然、数時間では被爆することもなく、車で北海道に向かいました。あの時と同じように、そんな簡単に人の命というのは失われることなどありません。福島県の浜通り(海岸線)の人たちやいわき市、そして南相馬市に住む人たちは、今でも元気で暮らしています。
しかし、福島県にいた富裕層の多くは東京や大阪に移住して、二度と戻ってくる様子はないようです。また、2月中旬には韓国の首都ソウルにある大統領府に案内され、そこに勤務するシークレット・サービスから詳しい状況を知ることができました。
「今、起きている本当のこと」を知りたいのなら、自分の足で現地を訪れるべきです。何も知らずに、ただ「怖い」などと連呼する若い人たちばかりの日本では、いよいよ先が知れているように思います。
要するに、テレビや新聞などマスメディアで同じことを何度も流している理由は、権力者が自然災害や戦争の危機を煽ることで、大衆(国民)を怖がらせて思考力と判断力を奪い取ることが目的であるということです。
コロナ議論で緊急重版 冷静に分析するための“武器”
(出典:2020年3月27日 Yahooニュース)
安倍首相とその閣僚たちは、自分たちの思い通りに権力と支配を盤石にしたいと考えており、国民の命など一度も考えたことがないのは明らかです。だから、パニック・プロモーターを雇ってその演出を依頼し、「大惨事便乗型・資本主義」を行っているわけです。
ナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」という本は、2011年に日本語版が出版されています。自然災害や戦争、経済破綻を利用して大衆を怖がらせ、現在のようなウイルス危機を利用して、自分たちの都合のいいように体制変更をすることがすでに世界中の人々に知られています。
例えば、アメリカでは「戒厳令」という法律がありますが「憲法の効力停止」という意味があり、大統領権限によって国民の身体の自由や財産権の制限がかかるとされています。ヨーロッパでは、16世紀末頃から法改正が行われてきました。
また、戦前の日本では「国家総動員令」という法律を施行し、14歳以上の全ての国民を国内外の戦地に追いやったわけです。歴史を正しく振り返ってみると、世界中で徴兵制が敷かれると多くの若者が戦争に駆り出され、命を落としてきたということです。
|