冬本番で抑え込めるか新型コロナ、飛び抜けて少ない日本の死者数
(出典:2021年12月7日 Yahooニュース)
現在、日本では感染者数が少ない状態が続いているものの、新型コロナの感染拡大は完全には収束していないことになっています。
今後、オミクロン株による第6波が始まる(演出される)可能性があり、私たちが知っておくべき情報は日本語ではなく、英語や外国語で書かれている報道記事にあります。
ゲノム検査でオミクロン株に感染したとされる国は、日本を含めすでに世界の50ヵ国以上で確認されている。感染がもっとも拡大している南アフリカでは、感染を示す陽性率が2%から25%にまで増加したと報道されています。
オミクロン株では、症状が重症化しないことが明らかになり、警戒感が薄れているように思います。世界で初めて確認された南アフリカの専門家たちは、呼吸器官への負担が軽いと報告しており、諸外国での感染事例でも、無症状や軽症の患者が多いことがわかっています。
今後、症例が急激に変異することもあると思いますが、医療や経済対策への負荷を抑え込める期待感が高まっており、それに乗じて3回目のワクチン接種キャンペーンがテレビや新聞で実施されています。
オミクロン株、市中感染やクラスターの指摘も 48カ国・地域で確認
(出典:2021年12月7日 朝日新聞)
しかし、アイスランドではオミクロン株に感染したとされる、入院中の高齢者22人のうち4人が3回の接種を受けていることが報道されています。9人はワクチン未接種で、残り9人は2回のワクチン接種を受けているとのことです。
つまり、3回接種しても感染者して重症化するケースがあるということです。このように、まだ特性が分からないことの多いオミクロン株ですが、はっきりしていることはオミクロン株の感染力はデルタ株より強いことです。
オミクロン株は、一般的な「風邪ウイルス」の遺伝子を含む組み換えウイルスであり、頭痛や咳、鼻水などの症状が出るウイルスに変異した可能性があります。風邪をひくと同居している家族にも感染させることがありますが、重症化はしないということです。
ただの風邪ウイルスの遺伝情報を組み込んで変異したオミクロン株は、日本人であれば年に2、3回はかかる風邪でしかない認識になりがちです。
オミクロン株、風邪ウイルスの遺伝物質取得の可能性=米研究
(出典:2021年12月6日 Reuters)
新型コロナウイルスは、感染した宿主を生かすために弱毒化し、最終的に新型コロナウイルスは「流行性感冒」になることは以前から指摘されていました。アイスランドのような例外を除くと、日本人には馴染みがある風邪であれば終息は近いのかもしれません。
結局、デルタ株もただの「夏風邪」であり、オミクロン株に入れ替わったかどうかも分からない状態が続いています。これで約2年間続いた新型コロナ騒ぎも、まずは収束の目途が立ってきたように思います。
ところが、楽観的になるにはまだ早いのかもしれません。それは、オミクロン株への感染ではなく、3回目のワクチン接種が「ADE(抗体依存性感染増強)」を引き起こす可能性があるという指摘があるからです。
コロナでもインフルでもない重症化する風邪「スーパーコールド」とは?
(出典:2021年11月21日 Yahooニュース)
ADEとは、ウイルスに感染したり、ワクチンを接種することで体内にできた抗体が、ウイルスの感染や症状を促進する現象のことです。利益を上げることしか考えてないファイザーやモデルナ社が、ADEで重症化した報告をすることはありません。
インドで政府は、オミクロン株のに対応するために40歳以上に3回目の接種を推奨していましたが、ADEの危険性があるために撤回しました。3回目接種は、一定期間で減少するワクチンによる中和抗体を増加させるために行われる注射です。
そのため、インドは現在のワクチンでは中和抗体の量が少なく、オミクロン株を中和するのに十分ではないと考え、重症化リスクの高い40歳以上を推奨したと思われます。同じ理由で、諸外国でも撤回したケースがあります。
日本でも、医療従事者から3回目接種が始まっていますが、日々目まぐるしく仕事に追われているだけの医師や看護師が、英語で書かれた報道記事を読んでいるとは思えません。
Atlasマンツーマン英会話には、英会話を習いに医師や看護師が通われていますが、私たちは海外の最新情報をお伝えしています。そもそも、医療の知識と情報リテラシーを両方兼ね備えている日本人はほとんどいないのが現状です。
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