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トランプ大統領による中東覇権の放棄と、ロシアや中国への覇権移譲②

更新日 2019/11/30

 

前回の続きですが、世界覇権がアメリカからロシアや中国に引き継がれていることは明らかで、このような話をする私自身、日本社会からはマイナーな扱いを受けたままです。

 

私よりはるかに頭が良い権威ある日本の大学教授や官僚たちは、アメリカが弱体化していることを考えたがらないので、今後、私はますます世の中から排除され続け、結局は自分の知識だけで覇権転換を分析するしかないわけです。

 

「英語キャリア」というモノが数年前に終了した今、「情報リテラシー」を身につける必要があることは明らかなので、私はそんなことを気にしてはいません。むしろ考察を鈍らせる権威など不要であるということです。

 

アメリカ覇権崩壊後の新しい覇権体制は、ロシア(ユーラシア)や中国(アジア・アフリカ)、トルコ(中東)など地域覇権国の影響が各地で重なる体制であることが見えてきました。当然、アメリカは南北アメリカ大陸だけを支配していくものと思われます。

 

戦後のアメリカ覇権体制は、冷戦終結まで、ソビエト連邦と世界を二分する冷戦体制に固執し、できるだけ明確に対立させるのが冷戦期の方針であったように思われます。この方針は、世界各国にアメリカ側(味方)か、それともソ連側(敵)」という二極化するための戦略でした。

 

China's great game in the Middle East
2019年10月21日のECFRへのリンク画像です。

 

1980年代後半、レーガン大統領が冷戦構造を壊し、ソ連が崩壊した後、世界は完全にアメリカの覇権体制になったわけですが、それと同時にアメリカは世界各国に対して味方(傀儡政権)か敵かの二者択一を迫るようになりました。

 

冷戦後期の1980年代は、日本やドイツが経済的に台頭しましたが、両国ともに第二次世界大戦で負けて内部を支配されていたので、傀儡政権しか選ばれずにアメリカよりも弱い国という演出を続けてきました。

 

日本は、1990年代に平成バブルが崩壊して経済を自滅させるように見せ、現在まで続くいわゆる「失われた30年」があります。要するに、アメリカが衰退していくなら自国も衰退していくという、まるで江戸時代のサムライのような切腹しそうな国となっています。

 

日本の誤算は、トランプ大統領がわざと国力を衰退させていくことであったわけです。その前のブッシュ大統領も、2001年のイラク侵攻などの濡れ衣戦争の失敗により政治的に自滅し、2008年のリーマンショックやその後の金融緩和など、バブル膨張策によって経済的にも自滅していきました。

 

そして、このアメリカ覇権の自滅が進む中で、世界各地に作られた覇権の空白を中国やロシアが埋めていっています。しかも、表向きにはアメリカが覇権体制を維持している中で進んでいるので、中国が経済面、ロシアが軍事面で支援し、覇権下に入れていく形で進んでいます。

 

表向きにはアメリカの覇権下に留まりながら、実質的に中国とロシアの覇権下にも入るという世界体制が動き出しています。今回、ロシアや中国は世界の覇権国であるとは認めておらず、できるだけ世界から責められることを回避しているように見えます。

 

覇権国というのは、質の悪い従属国の面倒を見ねばならず、戦後、覇権国として自他ともに認識してきたアメリカは「世界の警察」として多くの死者を出したり、テロの標的にされてきました。つまり、アメリカ人は大変苦労してきたわけです。

 

そのアメリカを見て中国は研究してきたので、自国を覇権国とは認めず、表向きの覇権国がアメリカであるという姿勢を崩していません。実際に、中国とロシアは地域的な覇権体制を好んでおり、最終的に世界中にある全ての米軍基地は撤退すると考えていると思います。

 

中央アジアの5か国にしても、中国やロシア、イラン、トルコなどの影響が入り組んだ多重構造となっており、その関係国の全てが良好な関係にあります。これまでトルクメニスタンは鎖国状態にありましたが、友好ムードが漂っています。

 

米軍撤退後のアフガニスタンも、中国とロシア、イラン、インド、パキスタンによる多重型の支援体制になりつつあります。つまり、相互乗り入れの多重型の覇権運営が行われているということです。

 

一方、安倍政権の日本は、対米従属を維持しながら欧米諸国による中国包囲網に参加しているような演技をしていますが、実は中国とは友好関係にあり、対中従属しながらも何とか生き残ろうと試みているように思います。

 

日本は、1945年から敗戦国としてGHQ(進駐軍)に内部から骨抜きにされており、官僚独裁機構が骨抜き状態を維持しています。例えば、皇室の権限を封じ込めるために宮内庁長官は外務省出身者からしか出てきません。

 

しかも、外務省が皇室を封じ込めていることに日本国民は何も文句を言わないところを見ると、日本のナショナリズムが死滅したことがわかるはずです。そのため、日本は中国のようにアメリカの覇権低下が起きても、覇権国の一つになっていくことができないということです。

 

今後、日本は覇権をわざと衰退させているアメリカと一緒に弱体化していく政策を取っているため、あらゆる分野で中国に負けていくことになります。アメリカはさらに衰退していくことは明らかなので、日本も自動的に中国に従属せざると得ません。

 

結局、日本人のほとんどがこのことに気づいていないわけですが、ここまでお人好しな日本人とは一体どういう民族なのでしょうか?

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