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こりゃ誰も得しないわ…「最低賃金」大幅引き上げの“3つの副作用”、労働強化、倒産増、あと1つは?
 (出典:2025年8月8日 ダイヤモンドオンライン)
私たちAtlasは、2000年から2024年まで全国各地で会員制語学スクールを運営し、これまで数百人の日本人スタッフと数千人の外国人講師を採用してきました。
外国人講師の場合、マンツーマンレッスンは1時間3000円(毎回払い制)と比較的高額であったため、不平不満を言う者はほとんどいませんでした。ところが、日本人スタッフの場合は10人に8人はいつも機嫌が悪く、顔も見たくない日々の連続でした。
つまり、賃金(給与)が上がらないというのはモチベーション維持どころか、職場で嫌がらせをするために存在しているようなものであったということです。上司によるあらゆる〇〇ハラスメントが話題ですが、実は部下も問題が根深いのが日本の職場です。
顔背け、舌打ち…部下の「不機嫌ハラスメント」で休職 3万円で和解
 (出典:2025年11月30日 Yahooニュース)
例えば、数字の根拠を尋ねると舌打ちされ、仕事上で意見が対立すると周囲に聞こえよがしに「顔も見たくない」と言われ、暴力でも罵声でもないが感情をぶつけることで相手を追い詰める行為は、近年「不機嫌ハラスメント」と指摘されているようです。
なぜ日本人が不機嫌なのかと言えば、その原因はお金がなかなか貯まらないことにあるように思います。基本的に、現代日本人は「今だけ、金だけ、自分だけ」を方針として生きているので、自分が貧しいのは周囲のせいだと考えている傾向があります。
視野が狭く、政府やメディアに洗脳されているので、自分が所属している職場が少しユニークであることを批判するわけです。当然、コロナワクチン接種やマイナンバー登録は必須であると考えています。
一体何のために生きているのかわからないため、とりあえずカネの話だけはするしかないのかもしれません。実際に、日本の中小零細企業の問題で最も深刻なのが「実質賃金」の低下です。2012年の民主党政権時よりも給与額が20%ほど減っており、逆に10%ほど物価が上がっています。
つまり、単純計算で約3割も日本全体の購買力が落ちたということです。一方、大企業は春闘などで「名目賃金」は上がっていますが、それを上回るペースで生活コスト(電気・水道・食料品など)が上がり続けているので、給与額は過去最高でも実質賃金は低下しています。
だから、私は10年以上前から「インフレ対策」として金(ゴールド)を購入することを薦めていました。要するに、金融緩和政策で日本国債(紙幣)を発行(印刷)すればするほど日本円の価値が下がり、本物の通貨(正貨)である金(ゴールド)の価値が相対的に上がるということでした。
日本の1人あたりGDP、世界22位 円安や高齢化影響、韓国下回る
 (出典:2024年12月23日 朝日新聞)
また、国民総生産(GDP)も13年で500兆円から600兆円と約100兆円しか増えておらず、しかも1ドル=75円から155円の円安分だけの話です。結局、大企業(製造業)が海外に製品を輸出し、消費税が全額戻ってくる分が約100兆円であるということです。
大企業の収益と政府の税収は過去最高額ですが、私たち日本に住んでいる生活者の暮らしはかなり悲惨な状態です。安い日本は、外国企業や外国人投資家、そして外国人観光客に踏みつぶされ、売国奴か日本人としてのアイデンティティを失くした者だけがご機嫌なのが現状です。
GDPだけで見ても日本経済の現状はいまいちわからないので米ドル換算で見てみますが、2012年には6.2兆ドルの日本経済は2025年には4兆ドルまで減っており、2024年にはドイツに抜かれ、2026年にはインドに抜かれようとしています。
もはや経済大国どころか後進国にまで落ちた日本は、国際的な存在力など持っていません。そのような状況の中、政府や日銀はなぜか「利上げ(政策金利の上昇)」を実施しています。その結果、デフレから一気に「悪いインフレ(コストプッシュ型)」に移行してしまいました。
100分の1になった米ドル 対ゴールドで減価進んだ半世紀
 (出典:2025年4月26日 日本経済新聞)
ちなみに、「良いインフレ(ディマンドプル)」とは賃金が物価上昇に追いつき、国民生活が豊かになるという意味です。2020年の1万円の価値と2025年の1万円の価値は12%程度の差があり、現在の1万円は8800円ほどであるとされています。
それでも額面上の1万円は1万円だとほとんどの日本人は信じており、スーパーなどで1円でも安い食料品を買い漁っています。だから、インフレの原因をつくった自民党の高市政権に日本経済を立て直す力などないことがわかるはずです。
私が帰国した2000年、日本は就職氷河期時代でデフレ不況に見舞われていました。とにかく安い商品やサービスがもてはやされ、「安かろう悪かろう」が蔓延していたように思います。それでも、我慢し続けてきた日本人は未だに100円ショップやユニクロなどで買い物しています。
まさか通貨の価値が下がることなど考えたこともなく、どんどん貧乏になりながら何とか生き残ろうとしています。しかも不機嫌なので幸運に恵まれず、コロナワクチン接種でいつ死ぬかわからないというのが日本の本当の姿です。
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