このコラムでは、3年前から日本の停滞についてリアルタイムで私が感じたことを何度も書いていますが、読まれている多くの方も同じように感じられている方が増えているように思います。
まずは、「マスメディアによる偏った報道」についてですが、最近は報道内容がさらに薄くなり、情報が偏っているようになりつつあります。日本のメディアではなく、海外メディアを読んでいく必要性が高まっているように思います。
特に、海外海外メディアのサイトを原文まま(英語やその他の外国語)で読むようにするしか、本当に何が起こっているのかを把握できなくなっているようにも思います。日本のメディアは、記者たちの語学力の問題もありますが、海外のニュースを詳しく報道することはないわけです。
しかし、私たち日本人が思っている以上に世界は大きく動いていることがよくわかります。5月1日に新元号を渋谷などで祝う若者について報道されていますが、そんなことを報道している場合ではないはずです。
次に、「技術大国日本」についてですが、ITやAI分野で負け続けている日本に対して、危機感を持たない方が多いのに驚かされます。イスラエルや中国などでは、革新的なITテクノロジーが猛スピードで開発されていることをほとんどの国民は知らずにいるというのが現状です。
当たり前のことですが、特に最新テクノロジーについては従来の発想とは異なることを発信していかなければ、日本に先はないのは明らかです。
一方、日本と同じ先進国である欧米諸国では、ルール作りや規格作りを念頭に研究開発を進めていることが報道からも伝わってきます。日本もそうであるべきですが、安倍政権をはじめとして、政治的なしがらみが相当あるものと考えられます。
さらに、「大卒の新入社員」についてですが、ここ10年ほどの学力低下は著しく、国立大学や有名私立大学を卒業したとしてもどうにもならないという現実があります。彼らの人間性は悪くないのですが、コミュニケーション能力や思考力がほとんどゼロに近く、問題集は解けても自分でアイデアを生み出すことが全くできない状態です。
特に目立つのは、社会人に必要な文章力と教養です。当然、大学時代に文学や哲学書を読んだ経験がなく、職場などで同僚や上司とマトモに会話することなどできないという声が大きくなりつつあります。
多くの企業では、この数年は赤ん坊を育てるように割り切っているようですが、次元が異なる人間を教育すること自体にもはや無理が生じており、Atlasに通われている方にもかなりのストレスがあることを感じるほどです。
Atlasマンツーマン英会話には、そのような多くのビジネスパーソンが通われているわけですが、私たちは語学学習を通じて、陰ながら会員様の活動を応援しております。これからの皆さんの要望に沿うべく、確かな情報を提供していく所存です。
|