首脳に「あなたたちを許さない」 16歳高校生グレタさん訴え
今回のメインテーマは、地球温暖化への抗議運動の先頭に立ち注目を集めているスウェーデン人の少女、グレタ・トゥンベリの背後にいる組織についてです。
いつものように、国連は大事な時に少女を使う特徴があります。1990年に起きた湾岸戦争のナイラ、環境問題のセヴァン・スズキ、ノーベル賞受賞者のマララ、そして今度はトゥンベリという16歳の少女です。男子ではなく女子を、また成女ではなく「少女」を使うのがポイントとなっています。
これまで国連などで少女が流暢な英語でスピーチをしてきた歴史があります。今回も16歳の少女であるグレタが出てきました。つまり、新しい成長戦略を模索する金融資本システムの計画があるということです。
先月、アメリカのニューヨークで開かれた「国連気候行動サミット」では、若者を中心に地球温暖化への対策を求める様々な抗議行動が欧米諸国やアフリカ、アジアなど世界各地で行われてきました。
数百万人が行進したと報道されているように、人為的な気候変動に対する抗議運動としては過去最大規模のものとなっています。
この運動の中心になっているのが、グレタ・トゥンベリというスウェーデン人の少女で、1年前から金曜日ごとに学校を休み、スウェーデン国会の前に座り込んで温暖化対策を訴え始めたとされています。
これを機に、気候変動対策を求める若者たちの運動の中心的存在となりつつあり、世界中のマスメディアが彼女の特集を組んでいます。グレタは、すでに温暖化対策を訴える活動でノーベル平和賞の候補にもなっています。
また、国連での気候行動サミット出席のため、温室効果ガスを排出しないヨットで大西洋を渡り、アメリカ東海岸に乗りつけています。これは地球温暖化対策を各国政府に迫るデモンストレーションという演出とも言えそうです。
そして、「国連気候行動サミット」でグレタ・トゥンベリは怒りを爆発させ、世界で大きな話題になりました。各国政府高官を前に、グレタは温暖化により「人々は苦しみ、死にかけている。私たちは絶滅に差し掛かっているのに、あなたたちが話すのは金のことと、永遠の経済成長というおとぎ話だけ」と主張しています。
さらに、「あなたたちには失望した。しかし若者たちはあなたたちの裏切り行為に気付き始めている」と語気を強めています。このニュースは日本のマスメディアでも大きく報道され、グレタ・トゥンベリは日本でも知られるようになりました。
しかし、昨年8月にスウェーデンの国会前で一人で地球温暖化防止を訴えてプラカードを掲げていた少女が、わずか1年後には地球温暖化防止の世界的な運動の中心となり、国連でスピーチをするようになることは異常であるわけです。
普通の少女がいきなり国際的な環境問題リーダーとしてもてはやされている理由として、グレタの背後に影響力の大きい組織が存在しており、グレタはその力で運動の中心へと引き上げられた人物であること明らかです。
「アスペルガーは私の誇り」 グレタ・トゥーンベリさんが投げかける「障がい」の意味
いずれにしても、グレタに不自然さを感じるのは私だけではなく、「情報リテラシー力」を持つ一部の日本人もSNS上で様々なツイートやコメントをしています。マスメディアを通したプロパガンダ(政治的な宣伝)というのは、見ているのではなく、見せられているだけです。
日本人の多くは、完全に監視された空間の中で見聞きしたことを議論しているだけなのが現状です。本当のことは、テレビや新聞、そしてインターネット上にも書かれていません。真相は非公開情報の中に潜んでいます。
今、思考を変えることで事象と事象との間の関連性を見つけながら、因果関係を紐解くことが重要になっています。私は、グレタの背後にいる組織を暴こうとは考えていません。ただ、それが一体何であるのか関心はあります。そして、この抗議運動の向かう方向性もはっきりと見えてくるはずです。
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